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01/25/2007

成功と失敗

  一日中、フラットにいて、さまざまな手配をしたり、掃除をしたり、翻訳をしたり、料理をしたりしていました。日に日に自分が一人前の主婦に近づいているのを感じます。

 来週の初めに通訳の仕事が入るかもしれないという話があって、もしそうなら明日までに今回の翻訳を終わらせておかないと締切に間に合わないところだったのですが、結局、その話は他の人に決まったようです。

 もしこれが決まれば、イギリスで最後の通訳の仕事になるはずでした。これでこのまま翻訳をこなしつつ、平和にイギリスをあとにすることになりそうです。多少スケジュールに余裕ができました。

 実はしばらくまったく通訳から離れているので、冷や冷やしていました。翻訳のほうが少なくとも精神的には楽なので、そこに安住してしまっていた部分があったと思います。翻訳をしていることで自分を許してしまっていたわけです。いざというときに対応できないのは大きな問題です。武士たるもの、いつでも刀を抜けるよう覚悟しておかねばなりません。

 留学でイギリスに来ているので、大学院のカリキュラムをこなすのは当然として、その他にもいろいろなことに取り組んできました。もともとイギリスにはなんの足がかりもなかった割には、限られた期間でそれなりのことができたと思います。

 具体的な成果につながる活動のなかで、成功と失敗を並べてみると両者がほぼ同じ数になっています。多くの人に出会えたとか、日本ではできない経験ができたとかいうのは当然のことなので、数には含んでいません。楽しい思い出もたくさんありますが、それも別の話です。

 そのときどきは目の前の仕事をこなすのに夢中でひとつひとつの出来事の意味を十分につかめませんでした。そもそもイギリスに来てから、常になにかに追われるように日々を過ごしてきたように思えます。

 今振り返ってみると、失敗というのはやはり自分の力を上回る状況に直面したときに起こっていたように思えます。これは運ではありません。機会がそこにあるのに自分の実力不足のせいでその機会を活かしきれなかったときが失敗なのです。

 となれば、さらなる失敗を避けるためには、とるべき方策は二つあります。ひとつは自分のできることを自覚し、その範囲内の問題のみに取り組んでいくことです。もうひとつは自分の足りない部分を分析し、それを克服することです。

 言いかえれば守りにはいるのか攻めをとるかということです。それほどの苦労をせずにそれなりの実績を上げられる道を選ぶのか。あるいは挫折の可能性はあるけれども自分が成長できる道を選ぶのか。

 これは究極的には二者択一の問題であるし、そもそも問題を設定した瞬間から答えは出ているとも言えます。けれども現実的な選択の場では、案外両者の折衷案を選ばねばならない場合も多いのです。

 実際に取りえる立場は二つの道の一方というよりは、とにかく袋小路に入ることを避けることというのが現実的な判断基準になることも多々あります。

 計画表には徐々に日本での予定が増えてきています。

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出国まであと14日

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