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01/31/2007

帰国の荷物

 航空便の荷物はたいてい1週間もあれば届くものと高をくくっていました。日本に荷物を送るための書類を記入していて、困ったことに気づきました。荷物の到着は私の入国時を基準にして1週間から10日後になるそうです。

 これは日本への帰国者専用の便で、送る荷物は帰国に際しての別送品扱いになり、ある範囲までは関税免除の対象になるそうです。本人が帰国しないことには手続きが始まらないのです。むろん通常の郵便物扱いでも送ることはできるわけですが、そうなるとその会社の別部門の扱いで、別注、別払いで、かつ関税がかかるとのことです。

 私の帰国は15日。20日にはスーツを着ねばならない用事があります。日本にも冬物のスーツはありますが、着たいと思えるものではありません。帰国者用の荷物にスーツを入れておくと20日には間に合いません。

 中国旅行は小さめの鞄を使う予定だったのですが、やはり大きなスーツケースを使ったほうがよさそうです。あるいは当面必要なものだけ、別便で送るという手もあります。

 日本での日程を組んでいて、ひさびさに日本の路線案内を使いました。日本にいたとき、自分がどんなふうに新幹線の切符を買っていたのかを思い出すまでに少し時間がかかりました。

 体調は完全に戻りました。

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もう最後なので胴上げがわりにあげてください。
出国まであと8日

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01/30/2007

書名

 昨晩、床に就く前にはかなり体調も回復していたので、今朝は完全に復調しているかと思いきや、いざ目を覚ましてみると特に良くも悪くもなっていませんでした。漢方薬を飲んで大人しくしていました。

 大学時代からの友達から連絡がありました。12年間勤めていた会社を辞め、転職するそうです。前向きの転職です。さらにいよいよ小説を出版するそうです。彼とは大学の文芸サークル依頼の仲です。

 その小説の装丁にタイトルの英訳を使うかもしれないとのことで、英訳の案を出して欲しいと頼まれました。せいぜいふたつかみっつの単語ですが、友達の人生の大切な場面でなにか協力できることがあるのは光栄です。

 ここのところ、イギリスでの計画よりも帰国後の予定について考えることのほうが多くなっています。渡英の際は、未知の土地での計画だけに不確定要素ばかりだったのですが、今度は切符売り場も乗り換えホームもすべて把握できているので、なんの苦労もないはずです。なにか計画を思いつくたびに、それにまつわるすべての土地が細部まで頭に浮かびます。たぶん実際のその場に行くと、記憶と現実のさまざまな差異と一致にいちいちありきたりな感慨を感じることになるのでしょう。

 別の友達はとても忙しいらしく、たぶん2月、3月は1日も休みがないとのことでした。それでもどこかで時間の都合が合えば会えるようです。みんな忙しいスケジュールを都合してくれます。

 会えなくても全力を尽くしているのは想像できるのですが、会えば必ず刺激があり、こちらの士気も上がります。彼らの頑張りを見ていると、自分にもできるはずだと思うし、せねばならないという気になります。そういう友達がいるのは幸せなことです。もちろん私だって、帰国してとりあえずゆっくり、などという気持ちはまったくありません。

 風邪は明日までに治します。

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週間不支持率89%

出国まであと9日

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01/29/2007

昼寝

 集中して働く日にするつもりだったのに昼食後、急に体のだるさを感じました。風邪をひいてしまったようです。

 去年の冬は例年になく頻繁に体調を崩していたのですが、今年はイギリスの気候に慣れたせいか、多少の無理をしても平気で過ごしていたのです。ここ数日、特に忙しかったわけでも寒かったわけでもありません。なにが祟ったのでしょう。

 PCの電源を入れっぱなしで寝室に行き横になりました。その途端、緊張の糸が切れ、体の奥からなにやら重苦しい妖気があふれ出てくるのが感じられました。観念し布団をかぶり、昼寝をすることにしました。在宅勤務のありがたさです。

 漢方薬を飲んで3時間ほど眠るとかなり体調がましになりました。ふたたびPCに向かいましたが、当然のことながらその後の作業は正確に3時間ずつ遅れていきました。

 とりあえず翻訳だけは今日の予定を終了しましたが、そのほかの予定は明日に回します。元気なら明日は出かけるつもりだったのですが、どうやら大人しくしていたほうがよさそうです。

 リビングのテーブルにシュアンの薬が放置してあったので、なんの薬か聞くと、喉が痛いとのことでした。

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週間支持率10%近くまで上昇
出国まであと10日

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01/28/2007

邂逅

 去年、バースの中国語コースで学んでいたスコットランド人の誕生日ということで、昼食会に誘われました。ロンドンに来て以来、彼女も何度かうちのフラットに遊びに来てくれていたので、私も同席しても構わないだろうと思い出かけることにしました。

 すでにクラスメートの大半が帰国しているのは中国語コースも同じです。せっかく誕生日だというのに、人数が少ないと気の毒かもしれないという考えもありました。ところがそんな考えは杞憂に過ぎず、十人以上が中華街に結集しました。結局、バースの卒業生は半分以下でした。

 それでももはや会う機会もほとんどあるまいと思っていた中国語コースの卒業生との再会は嬉しいものでした。途中、ひとりが台湾に帰ったクラスメートに電話をしたので、彼女とも話すことができました。

 もうすぐ中国に行くので、今、わざわざイギリスで中華料理を食べたい気持ちはまったくないのですが、もうこんな集まりに参加する機会もなさそうです。ちなみに次のパーティーは中国の春節の日に決まりましたが、その頃、私はすでに日本にいます。

 中国では成都のあと13日、14日は上海に2泊します。上海でも友達に会うつもりで、都合を聞いてみたところ、13日はOKでしたが、14日はやんわりと断られました。

 曰く「その日は、どこのレストランも予約が取りづらいし、バレンタインデーに男ふたりでレストランに行くのはどうかと思う」とのことでした。

 やつがこんなことを言っているよ、と、シュアンに言ってみたところ、誰かと合う予定があるんじゃないの、と言われました。たしかに上海には彼とすごく仲が良かったクラスメートもいるのです。

 そんなわけで今年のバレンタインデーの夜は上海でひとり豪華な中華料理を食べることが確定したのでした。

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週間支持率がわずかに上昇し8%ほどになりました。
出国まであと11日

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01/27/2007

駆除

 アンチウィルスソフトの動作が非常に不安定で、メーカーに対処法を聞き、さっそく返事はもらったものの、うまく行かず、何度かやり取りを繰り返しました。

 レジストリの情報を手動で編集するなど面倒な作業の末、最終的になんとか問題のソフトをアンイストールすることができました。このまったく生産的とは言えず、特に楽しいわけでもない作業に3時間以上を費やしました。

 ウィルスを駆除するためのソフトの駆除にこれほどの手間がかかるとは皮肉なものです。再インストールしなおし、最悪の状況は脱したものの、まだ完璧な状態にはなりません。

 夕方から人に会いました。このブログを通じて知り合った人が、私の帰国を前にしてわざわざニューキャッスルより訪ねてきてくれたのです。

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出国まであと12日

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01/26/2007

後始末

 こまごまとした後始末がいろいろとあります。

 バースからリーズ、ロンドンと移動していたときには、あまりにも慌しく、本来すべき手続きもせずにとにかく体だけ移動していました。

 したがってNHS(健康保険)の登録住所はバースのままです。風邪をひいたらバースまで行かねばなりません。しかもたぶん診察は数日後です。ソフィアもわざわざ歯の治療でバースまで行ったことがありました。

 TVはマークがライセンスを持っているので、本来、このフラットでは不要です。今、かつて大学寮の私が住んでいた部屋に住んでいる人がテレビを持っているならば、私の権利を享受していることになります。一度解約しようと思って電話をかけてみたのですが、何度かけても話中でつながりません。ちなみに契約するときには一度でつながりました。

 携帯電話はプリペイドのような形式を使っています。この料金をあとどのくらい入金しておくかも問題です。そもそも私は自分から電話をかけることはそんなにありません。機械自体は残しておくつもりです。SIMカードを入れかえれば中国でも使えるし、またイギリスに来ることがあればそのときも使えます。イギリスに旅行する人に貸すこともできます。地下鉄、バス共通のプリペイドカードであるオイスターカードも同じような問題があります。

 銀行口座をどうするかも迷っています。解約するのは簡単だと思うのですが、開設し入金するのはけっこうな手間です。残しておけばまたイギリス旅行するときにあらかじめこの口座に送金しておき、今までと同じようにデビッドカードで買い物をすることができます。

 次にイギリスに来ることが確実に決まっていれば、口座の残金をそのまま残しておいてもいいわけです。最近、対円ポンドレートは上昇気味だし、銀行の利息自体、イギリスのほうが断然お得です。オンライン・バンキングでもあるていどの管理は可能なので、日本からでも口座を確認することはできます。毎月送られてくる明細の住所を海外にすることも可能だそうです。けれどもイギリスで請けている翻訳の料金振込先は日本の口座に変えてもらうように頼みました。

 さらにインターネットのプロバイダの契約解除、購読しているエコノミストの住所変更などもあります。エコノミストはイギリスにいるうちに購読し、途中で海外に住所変更しても追加の送料は請求されないとの噂です。

 同時に日本での生活の再出発についても計画を始めています。渡英の際、住民票を抜き、健康保険も解約してきました。国民年金だけは残してありますが、住民税、所得税などは支払い義務のない状態です。確か住民票の転出先には漠然とイギリスとのみ記してあります。

 ふと思ったのですが、私が日本に帰ったとしても、市役所には知る余地がありません。このまま住民登録をせずに済ませれば、日本に住みながら税金を払わなくてもすむ身分になるのでしょうか。

 パスポートの切り替えの時には住民票がいるはずですが、渡英の直前に新たに10年間有効のパスポートに切り替えてきました。しかし次の切り替えのときにはどうなるのでしょうか。

 もちろん国道や県道などを使わずに暮らすことはできませんが、税金を払い国のサービスを享受するのと税金を払わずに国や地方自治体のサービスも使わないのはどちらが得なのでしょうか。

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(先週の訪問者のうちこのYESをクリックしてくださった数を集計してみるとわずか5%ほどでした。とても悲しい数字です。)

出国まであと13日

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01/25/2007

成功と失敗

  一日中、フラットにいて、さまざまな手配をしたり、掃除をしたり、翻訳をしたり、料理をしたりしていました。日に日に自分が一人前の主婦に近づいているのを感じます。

 来週の初めに通訳の仕事が入るかもしれないという話があって、もしそうなら明日までに今回の翻訳を終わらせておかないと締切に間に合わないところだったのですが、結局、その話は他の人に決まったようです。

 もしこれが決まれば、イギリスで最後の通訳の仕事になるはずでした。これでこのまま翻訳をこなしつつ、平和にイギリスをあとにすることになりそうです。多少スケジュールに余裕ができました。

 実はしばらくまったく通訳から離れているので、冷や冷やしていました。翻訳のほうが少なくとも精神的には楽なので、そこに安住してしまっていた部分があったと思います。翻訳をしていることで自分を許してしまっていたわけです。いざというときに対応できないのは大きな問題です。武士たるもの、いつでも刀を抜けるよう覚悟しておかねばなりません。

 留学でイギリスに来ているので、大学院のカリキュラムをこなすのは当然として、その他にもいろいろなことに取り組んできました。もともとイギリスにはなんの足がかりもなかった割には、限られた期間でそれなりのことができたと思います。

 具体的な成果につながる活動のなかで、成功と失敗を並べてみると両者がほぼ同じ数になっています。多くの人に出会えたとか、日本ではできない経験ができたとかいうのは当然のことなので、数には含んでいません。楽しい思い出もたくさんありますが、それも別の話です。

 そのときどきは目の前の仕事をこなすのに夢中でひとつひとつの出来事の意味を十分につかめませんでした。そもそもイギリスに来てから、常になにかに追われるように日々を過ごしてきたように思えます。

 今振り返ってみると、失敗というのはやはり自分の力を上回る状況に直面したときに起こっていたように思えます。これは運ではありません。機会がそこにあるのに自分の実力不足のせいでその機会を活かしきれなかったときが失敗なのです。

 となれば、さらなる失敗を避けるためには、とるべき方策は二つあります。ひとつは自分のできることを自覚し、その範囲内の問題のみに取り組んでいくことです。もうひとつは自分の足りない部分を分析し、それを克服することです。

 言いかえれば守りにはいるのか攻めをとるかということです。それほどの苦労をせずにそれなりの実績を上げられる道を選ぶのか。あるいは挫折の可能性はあるけれども自分が成長できる道を選ぶのか。

 これは究極的には二者択一の問題であるし、そもそも問題を設定した瞬間から答えは出ているとも言えます。けれども現実的な選択の場では、案外両者の折衷案を選ばねばならない場合も多いのです。

 実際に取りえる立場は二つの道の一方というよりは、とにかく袋小路に入ることを避けることというのが現実的な判断基準になることも多々あります。

 計画表には徐々に日本での予定が増えてきています。

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出国まであと14日

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01/24/2007

コドルド・エッグ

 今朝のロンドンは雪化粧でした。わずか1インチばかりの雪ですが、市内交通は大きく乱れたそうです。夕方からさらに雪になるとの予報でしたが、今のところ降っていません。

 今日はハロッズに買い物に行きました。いよいよ帰国するので日本へのお土産を買いに行ったのです。なぜハロッズがいいのか、私にはまだ理解できません。けれどもそれ自体が観光名所となるくらい由緒正しいデパートで、店名入りの土産品などもあるくらいのなので、イギリスの記念品を買うならこの店がいいのではないかと考えたのです。ハロッズはこの冬最後のバーゲンの最中でした。

 当初、紅茶用のポットでも買うつもりでした。両親の家にはカップのセットはいくつかあったけれどもいいポットがなかったはずです。

 陶磁器の売り場を見て回るうち、隅のほうに不思議な器を発見しました。見たことのないかたちの器です。大き目の湯飲みのようなものに金属製の蓋がついています。品名はエッグ・コドラーegg coddlerで、イギリスのRoyal Worcester社の製品です。ひとつ15ポンドとけっこうな値段です。

 しばし足を止め眺めいるうち、この器の説明書が見つかり、手にとって見るとレシピが書かれていました。どうやらコドルド・エッグという洋風の茶碗蒸しのような料理を作るための器のようです。器にはひとつひとつ華やかな絵柄が描かれており、食卓に並べるだけで楽しくなりそうです。

 予定を変更し、これをお土産にすることにしました。これは日本では見たことがありません。ティーポットはどこでも買えます。

 エッグ・コドラーは全部で15個買いました。両親、祖父母、弟家族の3世帯分です。ハロッズから日本に直接送ってもらうようにしました。発送には10営業日かかるとのことなので、2週間弱で日本に着くでしょう。もしなにかあったらロンドンで対応できるでしょうか。

 帰宅後、インターネットで調べてみると、エッグ・コドラーはRoyal Worcester社が初めて製作したそうです。

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01/23/2007

モニカ

 翻訳三昧でした。今日はなんとか予定通り進みました。

 途中、不動産会社の人たちが合鍵を取りに来ました。昨日来るという連絡があったけれど、来ませんでしたね、と言ってみたのですが、それは自分の同僚で自分ではない、とか責任逃れをするのみで、納得のいく応対は得られませんでした。

 我々がこのフラットに来る前にはモニカという人物が住んでいたそうですが、我々は会ったことがありません。マークの話によるとモニカは数か月分の家賃を踏み倒して逃走してしまい、行方不明だそうです。たぶんそのせいでマークは直接契約よりも不動産会社を使うことを選択したのだと思います。

 フラットにかかってくる電話の半数はモニカへのものです。なぜ知り合いに電話番号を知らせなかったのか。そんなに交友関係が広い人物だったのか。不思議に思っていたのですが、疑問が解けました。

 未だにこのフラットにモニカ宛の郵便物が届きます。モニカに渡す手立てはないし、私信よりは商用の郵便物が多いので、そのまま捨ててしまうのですが、今日は内容の分からない封筒を開けてしまいました。

 モニカはなにかの料金を払っていないようで、その件に対して法的措置をとるための最終通告でした。金額は数百ポンドです。おそらく他にもこのような案件がいくつかあるものと思われます。

 しばらくこの手紙を眺め、やはり開けないほうがよかったかな、と思い、手紙を封筒のなかに戻し、そのままゴミ箱に突っ込みました。

 ひさびさにいい天気でした。けれども裏庭に出てみるとあいかわらずの寒さでした。

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01/22/2007

抗ウィルス

 バースにいる間は大学指定のアンチ・ウィルスソフトを使っていたのですが、寮を出てウィルス定義ファイルの更新ができなくなりました。しばらくは古い定義ソフトのまま使用していたのですが、いよいよ動作に支障をきたすようになり、ひと月ほど前にCAという会社のソフトを導入しました。

 このソフト、アウトルックとの相性がよろしくないようで、アウトルックが頻繁にフリーズします。長いメールを書いている最中にフリーズすると、せっかく書いていた文章が無駄になってしまうので、まず別のファイルに文章を書き、それをメール画面に貼り付けるという余計な工夫を余儀なくされます。

 日本に帰れば新しいPCを買うつもりなので、それでもだましだまし使っていたのですが、今日はさらに不安定な動作を起こし、ウィルス定義ファイルを更新できなくなりました。あまりの鬱陶しさに、いっそアンインストールし、他社製品に乗り換えようとしたのですが、アンインストールすらうまく行かず、途中でエラーが出てしまいます。

 ウィルスソフト自体がまるでウィルスのような振舞いをするので、とても理不尽な気持ちになります。一日の始まりにこの問題の対処で数時間を費やし、翻訳のノルマをこなせませんでした。

 いよいよイギリスで過ごす日が少なくなっています。日程表をつくり、いつなにをするかを明確にする必要があります。翻訳は毎週締切があるので、仕事の日はあらかじめ確保しておきます。おそらく中国訪問中は仕事はしませんが、その分イギリスにいる間はぎりぎりまで仕事をし、日本に帰ると直ちに再開する予定です。

 ひどく寒い日でした。フラットに閉じこもりきりでしたが、暖房をつけっぱなしにしていても、外の冷え込みが室内まで忍び込み、いつもよりもかなり厚着をしていました。

 不動産会社が合鍵を取りに来るという連絡があったのですが、なぜか誰も現れませんでした。

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出国まであと17日

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01/21/2007

貸出中

 昨晩から大家のマークが来て、今日は午後から浴室の窓のペンキを塗り替えていました。といってもマークはかなりおしゃべりで、シュアンや私としゃべっている時間のほうが圧倒的に長く、途中で夕食を一緒に食べ、作業が終わったのは午後10時でした。

 昨日気づいたのですが、我々のフラットの前に貸出中の看板が設置されました。マークが不動産業者に仲介を頼んだそうです。家賃は今、我々がはらっているよりもかなり高めになるようです。我々は知り合いということでかなり安くしてもらっているのです。

 シュアンは出来ればこのフラットに残ることを希望しています。引越し自体の煩雑さ、費用も馬鹿にならないし、今の家賃で同等の部屋を借りることはおそらく不可能です。

 今日はシュアンの友達がこのフラットを見学に来ました。バースにいたころのフラットメイトで、ちょうど今、ロンドンで住む場所を探しているそうです。いまいち値段的な条件が折り合わないらしく、マークとも家賃の再交渉をしていましたが、マークにも自分なりの資金計画があるらしく、これ以上は譲れないということを自分の財産管理、投資状況、仕事の状況などを具体的な数字を挙げ詳しく描写し、説明していました。

 マークと相談の上、シュアンは方策を変更し、インターネットに広告を出し3人目のフラットメイトを探し始めました。バースの頃のフラットメイトと部屋を共同で使用し、今私が使っている部屋を第三者に貸し出そうという作戦です。

 マークは今の条件のままなら問題ないので、この第三者に相場どおりの価格の家賃を払ってもらえば、シュアンたちの家賃はさらに安く上がるというわけです。

 私はといえば、身の回りのいろいろなものの整理を始めました。昨晩は夜中に目が冴えてしまい、イギリスで経験した成功と失敗の一覧表などを作成していました。

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出国まであと18日

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01/20/2007

皮も実も

 漠然と今日は翻訳に一日費やそうかと思っていたのですが、シュアンが週末だからなにかしようというので、それにつきあいました。私はあまり主体性というものに価値を置かない人間です。

 だからといってシュアンは街に出て派手に遊ぶというタイプではなく、買い物に行って一緒に餃子をつくったのでした。

 この場合、餃子をつくるというのは、粉を練って皮を作るところからはじめるということです。

 中国北部で正月といえば各家庭で餃子をつくって食べる習慣があるようで、去年、バースにいたときも陰暦の正月には餃子をつくるパーティーに招かれたのでした。思い起こせば、そのときもシュアンは鮮やかな手つきで餃子の皮をひねり出していました。

 今日の具材は二種類です。ひとつが豚肉とセロリを主とするもの、もうひとつが鶏肉ときのこを主とするものです。

 あまりの数の多さに容器が足りなくなり、途中でできた分だけ茹でて食べてしまいました。一息つくと満足してしまい、残りをつくったときにはすでにかなり満腹でした。したがって後半作成分は、火を通さずに冷凍庫に保管しました。

 シュアンの故郷ハルビンでは、あまった餃子は廊下に出しておけばそのまま凍ってしまうそうです。

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01/19/2007

蝶々San

 ロンドン大学SOASの講演会に行ってきました。昨日の夕食のとき、リンが有名な演劇の監督の講義があるから聞きに来ないかというので、ひさびさに大学の講義でも聞こうかと思い出かけたのです。

 会場についてみると講師はオペラ『蝶々夫人』の監督デヴィッド・フリーマン氏でした。来月22日からロンドンでこのオペラの上演があることは知っていました。会場はビートルズのA Day in the Lifeでも歌われるロイヤル・アルバート・ホールです。

 中国人会主催の講演なので日本人の聴衆は私だけでした。私はメモ取りの練習のつもりで行ったのですが、隣に座ったシュアンがゲイシャ、セップクなど日本文化に関する用語が出てくるたびに質問してくるので、その度に小声で説明せねばなりません。

 今回のオペラ、主役の蝶々夫人の役は中国人が務めます。映画『SAYURI』のときと同じ図式です。フリーマン氏は、長崎が舞台の話だけに日本人を使いたかったらしいのですが、どうしても日本人でいい人がいないということを、苦しげに言い、もしかすると日本にはいるのかもしれないが、と付け加えていました。

 フラットに帰ってから、細野晴臣の「蝶々San」をシュアンに聞かせたところ、気に入ったようで、いつまでも口ずさんでいました。

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01/18/2007

強風

 一日中フラットにいました。風が強く、窓の外でスーパーのポリ袋が電柱よりも高いところを飛んでいくのが見えました。不動産会社の人がフラットの査定に来て、ひどい風だから外出しないほうがいいと言っていました。イギリス全体、強風が吹き荒れていたらしく、死者すら出た模様です。

 ついに帰国のチケットを手配しました。イギリスの出国は2月8日。ロンドンの暮らしもあと3週間を切っています。ロンドンでの最後の夜がこのブログの最終回になる予定です。

 中国では上海および四川に計6泊し、日本には16日の午後3時に到着です。たぶん時差ぼけは中国で吸収されるでしょう。

 四川ではフェイとソフィアに会い、上海ではまた別の友達に会います。上海のホテルはまだ手配していません。リンはバースの入試を上海で受験したとき、2ポンドの宿に泊まったといっていますが、フェイはそれは勧めないと言っています。

 今日はフェイにとってイギリスで過ごす最後の夜でした。予定が立たず、約束はしていなかったのですが、午後になりお互いの予定があいたことが分かり、またうちのフラットで最後の晩餐を共にしました。

 ひとり、またひとりと、周りの人々が帰国していきます。その度に携帯のメモリから番号を抹消しています。残った人の数もめっきり少なくなりました。

 今、もう一度バースを訪問すべきかどうか迷っています。後輩にメールを送ってみたところ、試験後もなかなか忙しそうです。同級生もまだひとりバースに残っていて、自分がいるうちに来いと言われているのですが。

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01/17/2007

従者

 フェイが明後日、中国に帰国します。今日はフェイの希望でウィンザー城に行ってきました。本来パディントンから30分の距離を2時間以上かかって到着しました。朝からの雨のせいか、半数以上の列車が遅滞あるいはキャンセルでした。2時間あればバースまで行けます。

 ウィンザーではイートン校とウィンザー城を訪問しました。フェイはイートン校の生徒と一緒に写真を撮りたがっていました。イートン校の生徒は全員タキシードを着ており、どうやらふだんからその格好で授業を受けているようです。身に纏っているものは完全な正装なのですが、振舞いはふつうの高校生なので、どうにもちぐはぐな印象です。フェイはイートン校の生徒に声をかけて一緒に写真を撮っていました。

 ウィンザー城は、公開されている場所が限られていましたが、女王の人形館でレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロのデッサンを見ることができました。ダ・ヴィンチのデッサンの実物を見るのは初めてです。その精細な描写と例の鏡文字の筆致に吸い込まれそうになりました。

 夕食もフェイの希望でコベント・ガーデンのスペイン料理の店に行きました。付近には素敵なパブもたくさんあるのですが、フェイはあまりお酒が強くないので、フラットに帰ってきてからひとりで飲んでいます。

 ウィンザー城の土産物店で、新しいパートナーに出会いました。さっそく彼の写真を何枚か撮ったので、ご紹介します。

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01/16/2007

手配

 考えてみればソフィアが去って以来、シュアンとたった二人でこのフラットで暮らしています。独身の男女が仲良く二人きりで暮らしているというのにまったくロマンチックな気分になりません。これはどうしたことでしょう。なにか問題があるのでしょうか。理由をあげることはいくらでもできるのですが、たぶんそれはあまり意味のあることではないでしょう。

 ソフィアからの連絡で四川訪問の日程の目処が立ってきたので、航空券の手配を始めました。なぜか自分の使う便は北京経由だと思い込んでいたのですが、実は上海経由でした。となると上海にもぜひ立ち寄りたいところです。上海にもいちおう友達がいます。

 四川3泊、上海3泊となるとたっぷり一週間、中国観光に費やすことになります。上海の宿はまだ決まっていません。シュアンの話によると中国のホテルは特に予約しなくて求まれるそうですが、中国語はできないので予約なしの旅は避けたいところです。

 今日は一日中PCの前に座っていたのに、やるべきことをこなしきれませんでした。最低限なすべきことはこなしたので、明日は遊びに行きます。

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01/15/2007

恥辱

 最寄の大通りであるキルバーン・ハイロードには電車や地下鉄の駅が4つあり、なかなか交通には便利な場所です。ロンドンの中心地と比べるとややうらぶれた趣で、歩く人々もヨーロッパ系の姿のほうが少ないくらいで、通りにはアラビア語の看板も多く見かけられます。

 用事があり、この通りにある銀行に行きました。午後3時ごろですが、店内には数人の客が並んでいました。列の最後尾についた私が待っていると、ひとりの男が掌を私の前に差し込み、割り込んできました。列を横切って歩きたいのかと思いきや、なにやら中途半端な位置に立ち止まり、知人らしき連中と私の頭越しに話しています。わずか数分で、すでに私の後ろには数人の列が伸びていました。

 列が前方に動いたのに、男が前に進む様子もないので、私はその男を避け列を詰めようとしました。すると男が、その場所は自分の位置だということを挑発的な口ぶりで主張してきました。もともと自分はそこにいて、少し場所を離れていただけだと言うのです。

 私は比較的寛容なほうだと思います。自分とは違うモラルで生きている人に自分のモラルを強要することはしたくないほうです。そもそも銀行の受付の順番が多少ずれるくらいはどうでもいいことです。なるべく相手にしないようにしていたのですが、その男の態度は腹に据えかねました。

 英語が分かるのか、と、男は私に言いました。ふだんこんなところで口論などしないのですが、思わずその男の言うことに反論を始めてしまいました。

 お前、どこの国から来たんだ、と、男は私に尋ねました。もちろん私はそんな罠にかかるほど愚かではありません。男の意図は極めて単純でした。まともに答えれば、さらに侮辱的で薄汚い言葉が返ってくるのは目に見えています。こうした場面でそうした質問をする男の精神構造自体が、とても哀しいものです。

 そこにいたければいろよ、と、私は言いました。男は必死になって私を侮辱するための言葉を探していましたが、もともとそれほど豊富な語彙を持っているわけではなさそうでした。ただ自分の仲間と一緒に私のことを嘲笑していました。

 その男の言葉から、彼の出身国がどこかは想像がつきました。けれどもそれがどこであろうがどうでもいいことです。人種や国に偏見を持つ人はどこにでもいます。しかし自分の英語の発音や抑揚が不完全であったために侮辱を受けるのかと思うと自分自身に対して無性に腹が立ちました。

 とはいえ、思えば大学にいた間は、ここまで露骨な態度をとる人には会わなかったように思います。そもそもこういう体験をすることもここに住む目的のひとつなのですから、せっかくの機会をもう少し味わうくらいの余裕があってもよかったのです。

 あえて自分が日本人であると告げ、彼の口から出てくる言葉を採集し、標本のように持ち帰ることだってできたのです。

 恥辱の味だって、それと分かって口に入れれば、苦味も酸味もなかなか味わい深く感じるかもしれません。

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01/14/2007

痴情のもつれ

 昨晩から大家のマークが来ており、今日はこのフラットの今後の予定について話しました。とりあえずマークは我々の予定を優先してくれるようで、私は2月中旬くらいまでここにいるかもしれません。

 帰りに中国に立ち寄ることはほぼ決めたので、あとはソフィアの実家の都合に合わせ、イギリスを離れる日を決めます。ソフィアは、両親が私のことを自分のボーイフレンドと思うかもしれないなどとほざいています。そこは誤解のなきよう十分に説明してもらいます。

 夜、マークとシュアンと3人で話していると、シュアンの携帯がなりました。15分ほど自分の部屋で話していたシュアンがリビングに戻ってきて、電話の相手が3人の共通の知人だったことを告げました。彼女はつい先日まで交際していた彼氏ともめているそうです。

 実は私もその彼氏のことは以前にも相談を受けていました。理性的に判断するなら問題がありすぎる相手なのですが、理性で恋に落ちるわけではないし、また反面、ふだん彼女は十分に理性的なので、いずれ自分で賢明な答えを選ぶだろうとは思っていました。

 恋愛に不向きなイギリス人男性が東洋人の女性とつきあうというのは、周囲のやっかみ混じりの批評であることも多いし、女性のほうも相応の警戒心は持っているはずですが、意に反して典型的なパターンに陥ってしまうということもあるのでしょう。

 むろん当人同士が幸せになれるならそれでなんの問題もないでのですが、彼女の場合、明らかに人生を困難にする重荷を背負い込むのは目に見えていました。

 半月ほど前、彼女はその相手と別れることを決め、ひとりで暮らし始めました。ところがふとしたきっかけで相手に今の住所を教えてしまったようです。

 今日、その男が彼女の部屋を訪れ、おそらく話がもつれたのでしょう、彼女はその男に首を絞められ窒息しかけたそうです。

 つきあいはじめるのは簡単なことですが、別れるにはその十倍以上の労力が必要です。時には関係の清算に数年を要し、人生の道筋を大きく狂わされてしまうこともあります。

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01/13/2007

手ぶれ

 午後、彼氏に連れられてソフィアがフラットを出て行きました。フラットからソフィアの荷物がすべてなくなりました。

 フラットを出て行く直前、ソフィアが私に写真を撮って欲しいと言いました。そしてソフィアが彼氏とキスをする写真を何枚か撮らされました。

 少し翻訳の仕事を進めたあと、夕方からまたバースの先生と飲みに行きました。先生の行きつけのパブがあまり交通の便の良くない場所にあるので、うちからだと片道2時間ちかくかかります。ロンドンの中心をはさんで、うちから見るとちょうど反対側になります。2時間あれば、ここからバースまで行けます。

 2件目は以前も行った南アフリカのパブです。前回とは別のバンドが演奏していました。そこで先生は変わった飲み物を注文なさいました。

 オンザロックを飲むようなグラスのなかにショットグラスが入っていて、内側のショットグラスに褐色の酒を満たしたあと、外側のグラスにレッドブルを注ぐのです。レッドブルというのはイギリスならどこでも見かける栄養ドリンクです。内側の酒の名前は忘れました。

 その酒がカウンターに置かれたとき、先生に、写真とってよ、今日のブログこれ、と言われました。私が慌ててカメラを取り出し構えていると、一緒にいた先生のご主人が顔をしかめ、私を制止しようとしました。また日本人が写真を撮っているよ、という表情があらわになっていました。それに気づいた先生は、間に割って入り、私が頼んでいるのよ、と言いました。

 そんな経緯で手ぶれした写真ですが、ここに掲載します。

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01/12/2007

四川

 なぜか昨晩は熟睡できず、いつもよりも早く目が覚めてしまい、翻訳を手がけたものの集中できず、思うようにはかどりませんでした。

 夕方はソフィアとその仲間たちの夕食会でした。ところがバースを訪れたフェイは参加しませんでした。予定よりも遅い9時発の電車に乗ることにしたそうです。シュアンは一度待ち合わせ場所に訪れましたが、しばらくレストランの前で待ったあと、ひとりでフラットに戻ってしまいました。風邪をひき、喉を痛め、今日はなにも食べられないそうです。

 結局、ソフィアとその彼氏の3人で食事をしました。ソフィアは四川省出身だけにおいしい四川料理をよく知っています。

 ところで帰りの飛行機のことを考えています。どうせなので、日本に帰る前にどこかによって帰ろうと思い、調べてみました。ひとりで観光をしてもあまり楽しくないので、友達のいるところによるつもりです。

 北京に立ち寄れる便があるらしく、ソフィアに北京周辺に誰がいるか聞いてみました。あいにく北京には誰もおらず、一番近いのは上海だそうです。どうしようかと考えていたら、ソフィアが自分の家に寄ってもいいと言い出しました。そうなるとフェイも同郷です。

 四川に寄って帰る可能性が高くなってきました。通訳つきで中国観光です。

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01/11/2007

紛糾

 ソフィアのインターンシップは今日が最終日でした。職場の人たちからH&Mの商品券15ポンド分をもらったとのことで、夕方、またオックスフォード・ストリートで買い物につき合いました。

 明日、あるいは明後日からソフィアはバースに行きます。そして1月末には中国に帰国です。もしかするとロンドンを歩くのはこれが最後かもしれません。

 洋服を買ったあと、日本食の食材店に行きました。バースでは日本食の食材はあまり手に入りません。ソフィアはバースで味噌汁をつくるそうです。初めて味噌汁を飲んだときには、変な味と言っていたのですが。

 フラットに帰ってから、明日の予定について紛糾しました。ソフィアはフラットメイトと彼氏とさらにフェイを加えて一緒に最後のひとときを過ごしたいのです。要するにソフィアとその仲間たちの集まりです。

 シュアンは新たなビザ獲得のため、今、かなり切り詰めた生活をしており、一番厳しい予算制約を要求します。各自の明日の予定も不確定要素があります。どこに食事に行くかがなかなかまとまらないのです。

 そもそもソフィアの企画なのだし、一番、食べ物の好みにうるさいソフィアがはっきりした意見を持てば、みなそれに合わせられるのですが、ソフィアはそういう場面で先導できないタイプです。私もロンドンのレストランをたくさん知っているわけではないので、ガイドブックを見ようとしたところ、行ったことのない店には行きたくない、と言われました。

 また私がパーティーの準備をすればいいのかもしれませんが、翻訳の仕事があるので明日は無理です。あらかじめそういう予定で、ソフィアが手伝ってくれるのなら、それも可能だったのですが、急に予定を変更し、一人ですべてを準備するのはさすがに難しいです。

 結局、Zone2にある四川料理の店に行くことになったのですが、ソフィアはどうやってその店に集まるかを心配しています。いちおう全員大人のはずなので、住所と時間さえ知らせれば集まれると思うのですが。

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01/10/2007

拍手

 夕方から『メアリー・ポピンズ』を見に行きました。ブロードウェイで『キャッツ』を見て以来、人生で2度目のミュージカル鑑賞です。ミュージカルには特に興味がないので、誰かに誘われない限り、すすんで足を運ぶことはありません。

 『メアリー・ポピンズ』を選んだのは、一緒に行ったフェイが修士論文で翻訳の題材として選んだ戯曲にこの作品からの引用が多数あったため、フェイがこの機会にミュージカルを見ておきたいと言ったからです。

 私はと言えば、開幕直後から舞台に引き込まれてしまいました。楽しいはずの場面で、なぜか目頭が熱くなるほど感動し、場面ごとにわれ知らず拍手を送っていました。鍛えられた肉体が、計算された演出に従い、日々定められた公演をこなしつつも、なにかを越えていこうとし続ける姿勢に、こちらの背筋を伸ばされる気がしました。

 ミュージカルと言えば、その通俗性ゆえに軽視された時代もあったようですが、今や大半のサブカルチャーがそれ以上に通俗的になり、そもそも通俗的であるということが批判のための有効な形容詞ではなくなっています。私自身、通俗性には抵抗を感じるほうですが、子供のころ読んだはずのこの原作は、再読の必要性を感じました。

 フェイは明日から1泊2日でバースにお土産を買いに行き、ついでに今年の中国語コースの学生と会ってくるそうです。私も誘われたのですが、特にバースで買いたいものはないし、今、試験前でみな忙しそうなので見送りました。フェイはバース大学のロゴ入りTシャツなどを買うようです。

 ここのところ毎日誰かに帰国日を訊かれている気がします。そろそろ決めねばなりません。

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↑もうすぐ終了なので上にあげてもらえると嬉しいです。

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01/09/2007

それぞれの終末

 なぜかソフィアは今日、1日休みをとっていました。午後から買い物に行くのに付き合ってほしいと言われたので、またオックスフォードサーカスにいきました。女性の買い物に付き合うのは嫌いではありません。婦人服売り場をひとりでは歩く気になりませんが、誰かと一緒なら自分には必要のない洋服でもじっくり眺めることができます。

 バースにいるころはときどきソフィアと出歩いていましたが、ロンドンに来て以来、二人で歩くのは初めてでした。ソフィアは平日は働いているし、週末は金曜の夜からバースの彼氏のところに行ってしまいます。ソフィアのインターンシップは今週で終わりで、そのあとはビザが切れるまでバースで最後の時間を過ごす予定です。

 フェイは19日に中国に帰ります。彼もロンドン最後の時間を有意義に過ごしたいらしく、明日は一緒にミュージカルを見に行く予定です。

 一緒に過ごした仲間がイギリスを離れることになると、その度に終末の感傷に付き合うので、もう何ヶ月間も週末が引き伸ばされているような気がします。考えてみれば、もう終わりという言葉を最初に聞いたのは去年の1月か2月ごろだったような気がします。

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01/08/2007

尺度

 ひさびさにテート・ブリテンにいきました。実はロンドンの美術館のなかではここが私のお気に入りです。一般の西洋美術史の尺度では、イギリス美術と言えばターナーくらいしか見るべきものがないというのが常識ですが、それだけにイギリス美術のみをここまで系統立てて集めた美術館は貴重だと思います。

 確かにイタリア盛期ルネサンスを頂点とし、印象派を始めとする近代美術の革命を起こした画家たちを英雄視する美術史を正統とする目には、イギリス美術はあまりに他国の影響を強く受けすぎていて凡庸に映るかもしれません。けれども、虚心にそれぞれの作品に接するなら、単なる凡庸さでは片付けることのできない不思議な魅力が見えてくるのです。

 おそらくそれは美術史や芸術学をを独立した学問として成立させようという試みからすれば異端であり、むしろ広義の文化史的興味に属するものなのかもしれませんが、芸術の純粋さを決定する視点もひとつのドグマに過ぎないのだとすれば、そうした関心こそがイギリス美術史への不当な評価を払拭し、ひいては美術史全体の活性化につながる可能性すら秘めているのではないかと思われます。

 イギリス美術史の最前線でなにが起こっているのか、不勉強ゆえ、私は把握していないのですが、私の直感では物語性の扱いにひとつの鍵があるのではないかと思っています。

 夕方からは自称買い物中毒のフェイとオックスフォードストリートに繰り出し、夜はパブに行きました。ヨークシャーのビールしか取り扱っていないパブです。ビールの味はいまいちでしたが、雰囲気はくつろげました。

 ソフィアは2月1日に帰国の航空券を予約したそうです。ビザの有効期限は1月末と聞いていたのですが、実は2月2日だったそうです。

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01/07/2007

頭部

 今日は多少の雑用をこなしたほか、ゆっくりと過ごしていました。そろそろフラットの掃除でもする時期なのですが、それもせず、だらだらしていました。

 夕方、シュアンの友達のスコットランド人とその彼氏のパナマ人が遊びに来ました。このスコットランド人はものすごく早くしゃべるのですが、発音が明確なのでとても分かりやすいのです。私にもこのような英語を使える日が来るのでしょうか。

 昨日、料理できなかった鮭の頭を持って帰ってきていたので、料理するべきだったのですが、先ほどビールを取り出すときに恐る恐る様子をうかがってみたところ、まだ冷蔵庫のなかで大人しく待っていました。明日も外出する予定なので、料理できなそうです。いったん冷凍したほうがよさそうです。

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01/06/2007

解体

 新鮮な魚が手に入るんだけど、という一言がすべてのきっかけでした。スターバックスでアルバイトをしている元クラスメートが、最近、常連客の魚の卸商人と親しくなったということで、生きのいい魚を仕入れて刺身にしようというのです。

 当初、またうちのフラットを使う予定だったのですが、話の成り行きで、バースでお世話になった恩師宅に押しかけてしまいました。

 元クラスメートが魚を入手したのは朝9時です。鮭まるごと一匹と鰯を保冷容器にひと箱、さらに貝柱。締めて70ポンド分が黒いビニール袋に入っていました。先生のお宅に到着したのは10時半頃、それから市場への買い物にも行った以外は、キッチンに立ちっぱなしで料理をしていました。

 なによりも大変だったのは、鮭の解体です。日本では年末に新巻鮭を解体したことは何度かありましたが、今回は魚を切るための包丁もなく、スーパーで売っている状態までこぎつけるのが一苦労でした。

 素人が捌いたので見かけはいまいちですが、すべての食材はさすがに新鮮で、どれもおいしかったです。鮭も鰯も、本来、生で食べるのが難しい食材です。この鮭、スコットランド産らしいのですが、一旦冷凍されたものなのでしょうか。多少気になります。

 魚を仕入れてきたクラスメートは、どうせ明日は休みだし、多少危なくても私は生で食べたい、と言っていました。私もその心意気を買って、鮭のにぎりまでつくってしまいました。

 感銘を受けたのは恩師の手際のよさです。ふだんほとんど料理をしないような口ぶりであったわりには、思いのほかてきぱきと美しい盛り付けをしてみせるのです。

 最後は巻き寿司のコンテストになりました。参加者が順に巻き寿司を作るのです。おかげで南ア人、ロシア人、スコットランド人の作った貴重な寿司を食べることができました。

 イギリスに来るときに加入した留学生保険も9月で切れています。頼みの綱はNHSのみです。本当に大丈夫でしょうか。

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01/05/2007

油断

 今回の翻訳の締切は8日なのですが、他にやりたいことがあるので、昨日のうちに片付けてしまうつもりでした。ところが今日の予定がなくなったため油断してしまい、今日まで持ち越してしまいました。

 さらに今日の前半、まったく集中できず、結局、調子が出てきたのは夕食後です。フラットメイトがテレビを見ているなか、もくもくと翻訳に取り組んでいました。自分の部屋に行くこともできるのですが、自分の部屋には机がないうえ、インターネットも使えないので、ふだんリビングで仕事をしているのです。

 もともとテレビは好きではないので、誰も見ていない隙をみて消そうとしたのですが、消した瞬間に悲鳴が上がり、もうすぐビッグ・ブラザーなのに、と文句を言われます。今回のビッグ・ブラザーは特別版らしく、元ジャクソン5のメンバーなど売れなくなった芸能人を集めて番組を作っています。

 私がひたすら翻訳に取り組んでいるのでフラットメイトはつまらなそうです。フラットメイトが寝てからも、ひとり黙々と翻訳に取り組みました。明日は明日の予定があるので、どうしても今日中に仕上げたかったのです。

 どうも夜のほうがはかどります。日本にいたころ翻訳といえば、通常勤務のあと、家に帰ってから、ほとんど徹夜に近い状態で仕事をしていたせいでしょうか。

 たぶんそのせいではないでしょう。たんに気が緩んでいるだけだと思います。

 とりあえず午前2時すぎにはひととおり終わりました。明日は少し早く起きるのですが、それなりに睡眠時間は確保できる見込みです。

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01/04/2007

身分証明

 今朝、ソフィアがなかなか起きてきませんでした。欠勤したようです。職場にはいちおう連絡したようですが、別に病気ではありません。もともと交通費ていどしか支給されない無給のインターンです。アジア大会も終わった今、士気が萎えるのは分かります。それにしてもいつの間にこんなに悪い子になってしまったのでしょうか。

 ソフィアはビザが切れたら中国に帰るつもりなのですが、今になって、多少迷いが出てきたようです。形ばかりの学生ビザを買い取って、イギリスに滞在するというのはよく使われる手です。近年は規制が強化されているとはいえ、そういうビザを発給するための学校もまだあるようです。

 シュアンはどうやらその手でイギリスに残るようです。ソフィアはそういう違法すれすれのことはしないタイプなので、イギリスに住むとすれば、もう一度、別のコースでMAをとるつもりのようです。私はといえば、この先、学生ビザで生活するつもりはまったくありません。

 今日は家賃の支払いに行きました。大家のマークが銀行振り込みよりも現金の手渡しがいいと言っていたのですが、本人と会う機会がなく、すでに2か月分の支払いが滞っていました。今日は思い切って、銀行の振込みに行きました。

 自分の前に並んでいる人が小豆色の小型冊子を持っているのを見て、うすうす感づいてはいたのですが、この額の振込みは身分証明書がないと受け付けてくれません。かつては学生証を携行していましたが、いまや失効しています。パスポートを持ち歩いていた時期もあったのですが、ドーハから戻って以来、引き出しのなかです。

 最寄の銀行へは電車に乗らねば行けません。ロンドンの郊外は案外不便です。片道30分かけた道のりをパスポートのために引き返しました。おかげで家賃の振込みだけで2時間以上かかりました。

 おまけになぜか昨日の翻訳の大半が消失しており、午前中、その復元でつぶれてしまいました。

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01/03/2007

一番の心配

 雑用で二度、外出せねばならなかったため、生産性の低い1日ではありましたが、とりあえずまた本格的に翻訳を再開しました。とはいうものの、今、それほど大量の仕事を請けているわけではないので、わりあい気ままに過ごせます。

 ほどほどに仕事をするというのは難しいものです。幸いなことに今は、不安になるほど仕事がないわけでもなく、かといって自分の時間が取れないわけでもなく、ちょうどいい仕事量です。この状態がずっと続くなら、もっと仕事を探す気になるかもしれませんが、今はイギリスでの最後のひとときを気ままに過ごしたい気持ちのほうが強いので、これくらいが理想的です。

 まだ具体的に帰国日を決めたわけではありませんが、おそらくあとひと月くらいでこの国を離れることになると思います。

 なによりも心配なのはあと何回パブに行けるだろうかということです。バースにいるころは、寮からほんの数分の距離に何件ものパブがありました。酔い心地で川べりを散歩することもできました。リーズでもロンドンでも、住宅地は町から離れているのでそんな贅沢はできません。

 今、徒歩10分以内のパブは2件のみ。フラットメイトが余り酒を飲まないので、そこにもなかなか行きません。今、バースにいる人には、今のうちに素敵な町の素敵なパブに行っておくことを強く薦めます。

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01/02/2007

 なにかに追いたてられるように暮らす毎日の予定が不意に途切れる日があります。今日はそんな日でした。ソフィアとシュアンが朝から出勤するようになったので、日中は私がひとりでフラットを使うことができます。ひとりになると急に時間がたっぷりとあるような気がしてきます。

 クリスマス前から、世の中の動きが緩慢になり、自分のリズムまで崩れがちです。自分の姿勢を立て直すために日本から運んだ岡本太郎の著書を再読しました。心のなかに迷いが生じたときにこの本を読むと、雑念が浄化されます。思い起こせば、pharmacyの語源であるギリシア語のpharmakonには、毒と薬の両方の意味がありました。

 岡本太郎の言葉を読むと、忘れかけていた決意がよみがえります。覚悟というものは、一度固めれば、いつまでも機能し続ける永久機械のようなものではなく、常に試練にさらされ、賭けつづけねばならないもののようです。喉に引っかからぬよう滑らかな糖衣で包んだ幸福など私には不要です。

 捨てたはずの過去にしがみつかず、幻のような未来に逃げず、心を空しくし、現在の瞬間にできることに集中すること。私は新年の抱負など語りません。

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01/01/2007

大三角形

 何気なく元クラスメートとチャットし、そのあとで気づいたのですが、相手のひとりはブラジルのべレム、もうひとりは東京にいました。地球上に巨大な三角形を形成しつつ、どうでもいい雑談や噂話にふけっていたわけです。

 世界中に友達ができたおかげで今はこういうことが当たり前になっていますが、日本に帰ったとたんにまた小さな図形しか描けなくなるような恐れがあります。

 昨晩は6名で過ごしましたが、今日は3名でした。おせちというほどのものはできませんが、とりあえず正月料理に見えるものを目指しました。年越しそばも昨日食べ損ねたので、今日になりました。別に私は無理に和風の食事を食べる必要はないのですが、中国人の友人たちが興味を持つので、できる限りのことをしました。

 夜、客人が帰ると入れ替わりにソフィアが帰ってきました。雑煮の残りに餅をいれずに食べ、この人参なら食べられる、と言っていました。

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