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09/30/2006

街の構造

プロジェクトの延長がなければ、これがリーズで最後の週末になります。リーズの街もかなり迷わず歩けるようになってきた気がします。どうも人と話す気が起きず、ひとりでリーズ街を歩き回っていました。バースと違って、知り合いに遭遇することもありません。もっとも遭遇するような知り合いがそれほど多いわけでもありません。

 気がつくとリーズに来てからひと月が過ぎています。歩いているうちにたまたま出くわした理容室に飛び込んでみました。いわゆるドライカットでシャンプーはなしでしたが、値段は5ポンドでした。バースの大学内の理容室よりも安いのです。仕上がりに特に問題はありません。

 工場内で通訳をしていると、現場の人たち同士の人間関係がいろいろ見えてきます。通訳者に言えば、誰か上のほうに伝わると思うからか、さまざまな不満を私に直接訴えてくる人もいます。密告まがいの内容もたくさんあります。

 いちいちまともに受けていては身が持ちません。ふだんはわりあい平気で受け流しているつもりなのですが、今日、町を歩いていて、工場の人たちから言われたことが何度となく頭をよぎりました。

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09/29/2006

打ち上げ

プロジェクトが延長になるのかどうか、本当のところは誰にもわかりません。その決定権は、来週日本から来る上層部の方々の意向次第なのです。

 こちらのスタッフの話は、人によっても違うし、日によっても違います。とはいえ決定のための情報はこちらから上げていくものなので、こちらで上にいる立場の人に聞けば、流れはつかめるはずです。

 私としては、延長があるなら住む場所を確保せねばなりません。今日は現場の最上層に近い人と話す機会があったので、私の事情を話してみました。結論としては、延長はないつもりでかまわないとのことだったので、部屋の契約延長もなしということにしました。実際、その人が日本にプロジェクト延長の件についてEメールを書いていたという噂も耳にして入るのですが。

 今日は、早々にプロジェクトの打ち上げがありました。すごく飲みたい人、華のある女性と話したい人、その女性をクルマで送るのが目的で飲むのを控えている人などの意図が露骨に見え隠れするあたりが、まさに日本人の宴会の風情でした。

 会場となった中華料理屋には、日本語のカラオケもあり、私もひさびさに歌いました。

 今宵、女性を送りたくて、飲むのを控えていた人の野望は、駐車場であえなく砕け散りましたが、その人の家は女性の家から5分ほどの距離らしいので、来週からは送迎の誉れに浴することができるのかもしれません。

 たとえその女性との関係がそれ以上に発展するわけではないにしても、その朝夕のひと時が、日本に妻子もいるはずの彼の日常生活のなかでとても楽しい時間であるということは、私にも理解できないわけではありませんが。

 ともあれ私は早々に退散し、家に戻ってきました。大家のマイクが彼女と飲んでいたところに巻き込まれ、延々と話し込んでしまいました。なぜ私がプーさんは好きだけどハリー・ポッターは嫌いかということで1時間以上は話していました。

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09/28/2006

延長

 6週間の予定のプロジェクトが予定通りに進まず、1週間延長になる可能性が高まっています。以前からこの話は出ていたのですが、予算を考えれば現実ではないと判断されていました。ところが、この2,3日、延長の話がにわかに現実味を帯びてきました。

 もう5週間、同じ場所で働いているので、仕事への愛着もわいており、できればプロジェクトの最後まで見届けたいところです。長いあいだ、同じ職場にいれば、仕事の要領もつかめてくるし、自分の成長も実感できます。時間の使い方も、学生の気ままなスタイルから社会人らしいものに変わってきています。

 実は、このあとの仕事の話が、通訳と翻訳関連でそれぞれ来ていました。さらに今住んでいる部屋の契約も来週いっぱいなので、マイクはすでに次の借り手を探し始めています。それで昨日、今回のスタッフから延長の打診をされたときには、難しいかもしれないと返事をしていたのです。

 ところが今朝になり、通訳のほうの仕事がキャンセルになったと連絡がありました。これも楽しみにしていたので少々残念ですが、それなら今の仕事を延長したくなってきました。

 さっそくマイクに延長の可能性を話しました。幸いまだ次の貸し手は見つかっていないようなので、早めに結論を伝えれば延長は可能とのことです。あとは翻訳関連の仕事のほうですが、これはまだ正式に引き受けたわけではないし、原稿も受け取っていないので、代わりの人を見つけることは可能と思われます。

 とはいうものの、実際に延長になるかどうかはまだわかりません。

 今日、修士論文の受領通知をEメールでもらいました。毎日、いろいろあるのでもう修士論文を提出してからかなりの時間がたったような気がしますが、工場に行く前に郵便局に立ち寄ったのは2日前のことでした。論文が合格すれば、卒業式は12月13日だそうです。イギリスには滞在していると思うのですが、出席するかどうかはまだ未定です。

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09/27/2006

サイトラの時代

  夜勤の間、会議はありませんでしたが、今日はまた会議を担当しました。今日の3時から会議があるという話は聞いていました。そのとき、通訳も同席するようにとは言われていましたが、それは仕事の流れを把握するためという話でした。ところが会議が始まる5秒前に、通訳の担当は私になっていると聞きました。

 幸い使用した資料は、以前、私が翻訳したもので、さらにその元になっている原稿は今回のプロジェクトで我々が通訳しながら現場から浮かび上がってきた課題とその対策をまとめたものだったので、多くはなじみのある話題でした。

 それでも自分が関わっていない部分の話はまったく理解できない箇所もいくつかありました。なにかの板が反って、どこかから剥がれ落ちるという問題についての話だったのですが、それが製品のついての話題なのか、製品を作る機械についての話題なのか、あるいは治具に関する話なのか、見当もつかないのです。

 同席していた別の通訳者に助けてもらって切り抜けましたが、会議が終わるまでなんの話かわからないままでした。

 今日もサイトラの場面がありました。職場によっては、いちいち翻訳文書を作成するまでもない資料を口頭で翻訳してほしいという需要は案外多いのかもしれません。サイトラは通訳とも翻訳とも違う技能を必要とするので、ふだんから練習しておいたほうがよさそうです。

 タクシーで家に帰る途中、サイトラのことを考えつつ、はるか昔、多少似たような感触を味わったことがあるような気がしました。

 思い起こせば授業の予習などとはまったく無縁に過ごしていた高校時代、英語の授業中に先生に指名されるたびに、即興で教科書の訳を作っていました。あの頃、英語は大の苦手教科で、単語も文法もちんぷんかんぷん。教科書を音読すれば、周囲から笑いをこらえる気配。想像力だけは旺盛で、とんでもない文章をでっち上げていました。

 高校時代の英語の先生は、あれが遠い将来、異国で通訳の仕事をこなすための訓練だったと気づいていたのでしょうか。

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09/26/2006

シャウティング

 現場の事情についての知識が増え、人の話し方に慣れ、どの人がなにを言いそうかわかってくると、通訳の質も向上してきます。

 いちいち逐次で通訳していると話の進行が遅くなるので、可能な場合は同通を取り入れたほうがコミュニケーションは円滑になります。こうした場合の通訳は、ウィスパリングと呼ばれる手法を使うことが多いのですが、工場の騒音のなかでささやいていても通訳者の声は誰にも聞こえません。

 したがって、同通の場合、通訳者も話者と一緒に大声で叫ばねばなりません。なるべく話者の口元近くで聴きながら、聴き手の耳に向かって叫ぶのです。

 今日はサイトラの必要とされる局面もありました。印刷物のサイトラならまだいいのですが、手書きの日報のサイトラなのです。文字の判別がかなり苦しい上に略語だらけなので、サイトラというよりは暗号解読です。

 この日報の解読をやって気づいたのは、現場の英語がわかりづらいのはヨークシャーの訛りのせいばかりではなく、現場の人々の話している内容自体、本筋からずれていることも多く、極めて要点のつかみづらいものであるということでした。

 リーズの仕事も5週目に入っています。少々、疲れがたまってきました。そろそろ休息が必要です。でも、終わりのある仕事は気楽です。

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09/25/2006

ぴっちゃん

 勤務時間が14時から23時になりました。先週末の時点では、22時までと言われていたのですが、1時間伸びました。

 22時に終了すると、かなり不便なルートながらも公共交通機関を使って帰宅することができますが、23時ならもう無理です。そうなるとタクシーを使わせてもらえるのです。

 実は23時まで働いてタクシーで帰るほうが22時で帰るよりも早く家に帰れます。会社の担当の方もそれをわかって配慮してくれているわけです。

 今日から5週目の勤務です。工場の生産ラインのこともかなり見通しがついてきて、だんだん的確な通訳ができるようになってきているように思えます。けれども、まだ足を踏み入れたことのない領域での通訳になると、途端になにを話しているのかまったく分からなくなることもあります。本当に英語も日本語もわからないのです。

 日本からの出張者の方が、慌てて私を呼びに来ました。それまでひとりで仕事をなさっていたのですが、現場の作業者の方に話しかけられ、通訳が必要になったのでした。

 その作業者の方に、なんと言ったのかを聞いたところ、「あっちにぴっちゃんがいる」と言っているようです。なんのことかまったくわかりません。もう一度聞き返してみたのですが、はっきりと「あっちにぴっちゃんがいる」と聞こえました。

 ぴっちゃんとはなんなのか、尋ねてみたところ、その作業員の方は、天使が羽ばたくような仕草をして微笑むのです。謎は深まるばかりです。

 「ぼくはぴっちゃんがなんなのかわからないんだけど、ぴっちゃんってなんなのか、教えてくれる?」と言ってみたところ、気の毒そうなまなざしで「鳥だよ」と言われました。ぴっちゃんというのは鳩pigeonのことだったのです。

 どこから入り込んだのか、灰色と白の羽を持った鳩が工場の通路を散歩していました。

 どうしてもヨークシャー訛りに慣れることができません。

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09/24/2006

Punx not dead

 リビングにマイクのCDやDVDのコレクションがあり、いつでも見たり聴いたりしてもいいとは言われているのですが、リーズに来て以来、落ち着く暇がなくて、Sex Pistolsのライブを見るのが精一杯でした。そのコレクションを見れば、話すことがたくさんあるのはわかっていたのですが、今までゆっくりと話す時間が取れませんでした。

 今日はちょうどお互いになんの予定もなかったので、初めてゆっくりとビールを飲みながら話すことができました。マイクの専門の地質考古学の話から日英の政治に関する話題まで、じっくりと話すことができました。

 通訳というのはサービス業だからか、こんなとき私は相手を退屈させないようにすごく気を使ってしまいます。自分の人生で起こったちょっと切ない面白話を、最近の出来事を絡めて脚色して聞かせることくらいはお手の物です。

 酒も煙草も他の植物の葉っぱもとっくに切れてしまっているはずなのにマイクのコレクションのパンクを聞きつつ、自分の記憶の底から数奇なストーリーを再構成し続けるのは、もしかすると一種の本能のようなものかもしれません。

 納得のいく共通点は、お互いに国家という概念に対して明確な違和感を持っており、できればいかなる共同体に対しても帰属意識を持ちたくないと考えている点です。これは現実的に考えれば、極めて困難な立場ではあるのですが、それだけにこういう考え方を持つもの同士はお互いに非常に理解しあえた気分になるものです。オリンピックやワールドカップでなんの疑問もなく自分がパスポートを持つ国の旗を振ることのできる人たちには理解できない感情です。

 マイクは大のパンク好きです。私も初期のパンク、とくにパンクがジャンルとして確立する以前のStoogesやNY Dollsなどはけっこう好きなのですが、今夜はマイクの薀蓄とともに、さまざまなパンクの形態を学ぶことができました。

 マイクは博士課程の学生だけあって、それぞれのアルバムの説明は端的で、説明を聴くとどのアルバムも必聴版に思えてきます。私がリーズにいる間に重要なアルバムのいくつかをコピーしてもらえるそうです。

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09/23/2006

夜勤終了

 プロジェクトのスケジュールが変更になり、夜勤の必要がなくなりました。そろそろ夜勤にも慣れてきていたのですが、また生活パターンを変えねばなりません。

 来週からの勤務は、14時から22時だそうです。工場は辺鄙な場所にあるため、22時に仕事が終わると家に帰るのが大変です。往路とは別のルートで、バス、電車、またバスと乗り継いで帰らねばなりません。家に着くのは24時過ぎになりそうです。夕食はいつとればいいのでしょうか。やってみないとわかりません。

 金曜の勤務は変則的で15時から21時だったので、昨晩は日本からの出張者の方々とキューバ料理の店に行きました。キューバ料理の店というのは経験したことがなかったのですが、内容はスペイン料理と区別がつきませんでした。それからパブに行くともう私は家に帰れないので、出張者の方々が泊まっているホテルに泊めていただきました。

 飲みながら私の仕事ぶりの話にも少し触れていただく機会がありました。どうも実力よりも高めの評価を頂いているようです。もしかすると基本的な通訳技術以外の部分で、信頼感を構築できたおかげで、通訳のほうも実際以上に優れた印象になっているのかもしれません。

 それはそれで大切なことかもしれませんが、自分としては日々反省の連続で、しかも力量不足は今すぐに解決できる問題ではないので、逃げ出したいくらいの場面も多々あります。もちろんそんなそぶりはおくびにも出さず、平気な顔で仕事をしています。

 帰還は、今日の昼ごろになりました。リーズの町を散策し、新しい帽子を買いました。この週末はひさびさにゆっくり過ごせそうです。

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09/21/2006

M&S

 マークス&スペンサーの食料は高いので、バースにいるころ、この店はスーパーとみなしていませんでした。買い物をしたこともほとんどありません。ウェイトローズですら、寮から一番近いにもかかわらず敬遠気味だったのです。

 リーズでは、今、毎日のように駅ビルのマークス&スペンサーで買い物をしています。夜勤でふつうの時間に買い物をしにくいので、駅に入っている店が便利なのです。

 家を出るのがだいたい夕方の五時くらいなので、昼ごろまで寝ているにしても、起きてすぐに買い物に行けば、モリソンズなどに行くことも可能なのですが、そうすると家事と仕事だけで時間がつぶれてしまい、他のことがなにもできなくなります。今は時間がとても貴重です。

 夜勤の食事時間は、午後11時です。電子レンジもあるので、暖めるだけの食事を買っていきます。

 現場にはいちおう自動販売機もあって、社員食堂で作ったサンドイッチや軽食などを買えるようになっています。これも一度試してみたいのですが、品切れのことも多いので、やはりマークス&スペンサーで食料を仕入れてしまいます。そうするとその日のうちに食べざるを得ず、自動販売機のほうを試すことができません。

 今宵こそ、保存の利く食料を確保の上、自動販売機の食料に挑んでみるつもりです。

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09/20/2006

1%の回線

 昨日、私が家を出る25分ほど前にマイクが戻ってきて、修論の印刷について直接話すことができました。印刷は快く引き受けてもらえました。論文は1部97ページで、4部印刷してもらうつもりです。さらに提出用の書類をつけねばならないので、合計389枚の紙が必要です。これは自分で買ってきた紙に印刷してもらったほうがよさそうです。インク代の計算も必要です。

 インターネットの回線は、フラットメイトと相談の上、ひと月14.99ポンドのADSLのプランに契約しました。速度は1MBです。寮の回線は10MBだったので、その十分の一。日本にいるときは光ファイバーの100MBの回線を使っていたので、その百分の一です。実用上、支障はないと思うのですが、問題があれば、上位のプランに乗り換えます。

 インターネットが使えるようになるまで、2週間ほどかかるそうです。私がロンドンに行くまでには開通しているでしょう。それまでフラットメイトたちは、周囲に飛び交っている電波を捕まえ、ワイヤレスで勝手にインターネットにアクセスするようです。

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09/19/2006

すれちがい

 昨日も書いたように、できれば朝はゆっくり寝ていたいのですが、今日も9時に電話で起こされました。シュアンからの電話で荷物の運び出しを手伝ってくれるはずのアーヴィンが来ないというのです。さっそくアーヴィンに電話をしてみましたが、つながりません。

 イリもまだフラットにいるはずなので、彼に頼もうと思ったのですが、電話番号がわかりません。アナに聞けばわかるはずなので、アナに電話をしてみました。幸い、アナはそのときフラットにいました。引越し先がバースなので、行ったり来たりしているようです。

 アナと話しているうちにアーヴィンが到着しました。それからも何度か電話やメールのやりとりがありました。スーザンには、今回の引越しの梱包剤の受け取りをお願いしたので、結局、フラットの全員を巻き込んで引越しをしたことになります。

 不用品を譲ってもらったクラスメートの皆さん、不用品を引き取っていただいた後輩のみなさんにもお世話になりました。

 なぜか荷物が届くまでには5日から10日かかるそうです。当分ロンドンには行かないので、その点は問題ありませんが、それならもっと早く梱包して業者に引き取ってもらったほうがよかったようです。この引越しの混乱にまぎれて、帽子をなくしてしまいました。

 これで一番の難所は切り抜けられたはずですが、まだまだせねばならないことが目白押しです。次は修士論文の提出です。いちおう原稿は完成しているので印刷して書留で郵送せねばなりません。

 大家のマイクが印刷してくれるといっていたのですが、最近、おたがいの生活があわず、まったく顔を合わせません。私が帰ったときには自分の部屋で寝ていると思うのですが、私が起きたときにはもういません。とりあえず、メールで印刷を依頼しておきました。

 提出期限は今月末です。もしマイクに印刷してもらえないようなら、次の週末にリーズ大学で印刷するという手もあるかもしれません。

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09/18/2006

迷惑な引越し

 また今日から夜勤で、体力的な事情を考慮するなら朝はできるだけ寝ているべきなのですが、引越しの手配のためには寝ていられません。

 なぜ予約がうまくいかなかったのかはわかりません。こんなとき、つい自分の英語力のせいにしてしまいがちですが、他のことはすべて相手に伝わっているし、荷物の引渡し時間の確認法まで手元に残っています。どうも業者の不手際に思えてなりません。

 何回か電話をかけているのですが、問い合わせの際の対応も、人によってまちまちです。予約内容の変更のために、パスポートをファックスで送るようにとか、荷物の受け渡しの代理人の電話番号を教えるようにという指示を受けることもあれば、まったくなにも聞かれない場合もあります。社内で業務手順が標準化されていないようです。それでもとにかく荷物を運んでもらわないわけには行きません。

 引越し業者が来る時間は、前日の夕方5時に携帯のメールで連絡があります。私は夕方から仕事があるし、今の時期はみな忙しいので、引越しの手伝いを頼めそうな人は事前にお願いしておく必要があります。

 ロンドンでフラットメイトになるシュアンは、今、バースの寮の私の部屋に住んでいます。そのかわり、引越しのいろいろな準備を手伝ってもらっています。シュアンは、すでに明朝10時半にバース・スパ発の電車を予約してしまっています。引越し業者が来る時間次第では、荷物の引渡しに立ち会えません。

 荷物の引渡しが10時以降になる場合、立会いは元フラットメイトのアナに頼むことにしました。アナは昨日すでに寮を引き払いましたが、新居はバースなので、寮に来ることは可能です。幸い、明日はなんの予定もないそうです。

 明朝10時までには、部屋を空にし、鍵を寮の管理人に返却する必要があります。業者が来るまで管理人の部屋に荷物を預かっていて欲しかったのですが、明日は人の出入りが激しいので無理だといわれました。荷物をフラットの外の廊下にでも置いておき、そこに取りに来てもらうしかありません。このことを管理人に相談すれば許可は出ないに決まっているので、無断で決行することになります。

 その重たいダンボール箱をフラットの外に運びだすのは、もともと隣に住んでいたアーヴィンに頼むことにしました。明日の朝、大学に行く前に運び出してくれるそうです。

 いろいろな人の力を少しずつ借りながら引越しをすることになります。これでうまくいくでしょうか。

 次の問題は、ロンドンの新居でのインターネット回線の確保です。新しくフラットメイトになるふたりは、この件について私に一任したいようで、しかも一日でも早くインターネットを使いたいそうです。適当なプロバイダを探して契約せねばなりません。

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09/17/2006

予約なし

 ロンドンのパーティーのあと、ひさびさのバースに戻ったのは午前2時近くでした。それから3時ごろまで新しいフラットメイトと、インターネットのプロバイダについて相談し、そのあと部屋に戻って引越しの荷造りをしました。

 少しだけ寝て、また荷造りをし、最終的にバースを去る手はずを整えました。今まで住んでいたはずの寮は、すでになにか雰囲気が違ってきていました。

 13時22分発の列車でバースを離れました。途中、レディングで列車が止まってしまい、全員、下車させられました。火事があったそうです。おかげでパディントンには行けず、ウォータールーまでローカル線に乗ることになりました。朝から、ほとんどなにも食べないまま、ロンドンの新しいフラットについたときは、18時を回っていました。

 大家との打ち合わせを済ませ、20時30分キングス・クロス発の電車でリーズに戻りました。気になっていたのは、明日の引越しのことです。月曜に荷物を引き取りに来てもらう時間が何時になるのか、今日の夕方には連絡があるはずだったのに、なんの連絡もないのです。

 途中、荷物の引渡しを頼んでいる友達に連絡してみたのですが、やはり業者からの連絡はないそうです。早く何とかしたかったのですが、電車のなかではどうしようもありません。業者の連絡先も手元にありませんでした。

 リーズ駅からの終バスに乗って自分の部屋に戻りました。業者への電話連絡は24時間受付可だったので、さっそく電話してみたところ、明日、私の引越しの予約は入っていないと言われました。

 一体どういうことなのでしょう。私の手元には、その予約のときに業者と話したときのメモがすべて残っていますし、クレジットカードで予約金も払ったはずです。あれはなんのための予約金だったのでしょうか。日にちを決めずに予約金だけ手続きをするなどということはありえません。

 かなり粘って交渉してみたのですが、どうしても明日は荷物の引き取りに来られないそうです。しかたがなく、明後日で予約しなおしました。いずれにしてもその日は私はバースにいないので、誰かに荷物の受け渡しを頼まざるを得ないのです。

 けれども、荷物の受け渡しが決まるのは明日の夕方、私の仕事が始まる直前です。それまでは誰に頼むのかを決めることすらできません。

 明後日の予約をするときには、クレジットカードの情報を伝えなおす必要はありませんでした。向こうの手元に番号があったのです。ということは、やはり予約はしたはずです。

 ともかく荷物を運んでもらわないわけには行きません。とんでもないことになっています。

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09/15/2006

a the

 夜勤が一週間終わりました。金曜の勤務は15時から21時なので、木曜の夜勤明けに帰宅してから出勤まで7時間半しかありません。当然、ゆっくり寝ている暇はありません。けれども、睡眠に対する欲望さえ諦めてしまえば、案外時間はあるものです。

 それでも今朝はできるだけ寝ているつもりだったのですが、ベッドに横になり、3時間ほどで電話に起こされました。

 ロンドンの新しい部屋は17日から使えます。私は10月の初旬までリーズで仕事なので、ロンドンの部屋には荷物を置くだけです。そのあいだ新しいフラットメイトの友達が、ロンドンの私の部屋を使いたいそうで、その件での電話でした。部屋を使いたいのは中国人女性で、家賃も払うそうです。私としては特に意義はありません。

 明日は、午前中、リーズで友達と会った後、ロンドンに移動しパーティー、そのあと、深夜にバースに戻り、引越しの準備をします。あさっては荷物の一部をロンドンの新しい部屋に運び、大家と細かい打ち合わせをしたあと、またリーズに戻ります。その翌日からはまた夜勤です。

 修士論文が校正者から戻ってきました。さっそく目を通し、ほぼ問題はなくなりました。けれどもあと一箇所、問題が残っています。Theの指す内容がわからないとの指摘があるのです。疲労とビールのせいで、判断力が鈍っています。この問題は、明日の朝、また落ち着いて判断したいと思います。

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09/14/2006

29時の工場

 速度とは、単位時間あたりの時間以外の要素の変化量を表すもので、時間が物差しとして使われているために時間が流れる速度を測定することはできません。けれどもやりきれない時間をやり過ごそうと待つ時間は、時間そのものが早く進行したり遅く進行したりする様子を実感できるような気がしてくるものです。

 夜勤は20時に開始です。最初の1時間はとてもゆっくりと進行します。こういうときにはいっそ地球の自転はとまってしまったのだというくらいの諦念が必要です。時間の流れが停止し、死ぬことも生きることも許されないような世界に放り込まれたかのような諦めこそが、平静を保つためにもっとも有効な心理的戦略なのです。

 地球が45度自転し23時になると、食事の時間です。社員食堂は営業していないので、自分の持ち込んだ食料を食べることになります。電子レンジとポットはあります。日本からの出張者の方は、日本のインスタント食品を贅沢なご馳走のように食べ、煙草をたくさん吸います。

 後半は、思いのほかするすると時間が過ぎていきます。一番苦しいのは26時ごろですが、それを過ぎると時間の経過は加速します。最後の1時間はあっというまです。29時時になると安全靴と作業着を脱ぎ、自分の服に戻ります。29時10分には、まだ暗い駐車場までタクシーが迎えに来てくれることになっています。

 もっともこれは時間に対する感覚の話で、実際の時間の進行とは別の話です。時間が早く進行したと感じる時に起こっているのは、我々の内面的な変化であって、時間そのものが早く進行したかどうかは知る余地がありません。

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09/13/2006

昼夜逆転

 夜勤の帰りはタクシーを使って帰ってもいいことになりました。仕事は5時に終わり、電車の始発は6時半までないのです。交通機関の乗り継ぎの便が悪く、下手をすると2時間かかる道のりですが、クルマなら30分ほどでつきます。契約上は交通費が支給されないはずだったのですが、このタクシー代も出してもらえることになり、ほっとしました。料金は20ポンド弱です。

 家に着くと、そのままベッドに倒れこみます。マイクの部屋が向かいなので、起こさないように気を使います。部屋が東向きなせいか、どうもよく眠れません。私が夜勤ではたらいいることを知らない人からの電話などもかかってきます。

 まだ生活のリズムをつかめないせいもあり、家にいる間は思いがけない慌しさです。

 何時に食事をしていいのかもよく分かりません。勤務時間は昼間と12時間逆転するのですが、生活が12時間ずれるわけではなさそうです。工場で夜の11時ごろ食事をするのですが、朝6時に帰宅してから食事をする気にはなりません。

 夜は工場の食堂もしまっています。なにか食べ物を持っていかねばなりません。幸い、お湯と電子レンジはあります。

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09/11/2006

夜勤0日目

 今日から夜勤です。出勤が夕方になるので、週末がやたらと長くなったように感じられます。昨夜は無理に夜更かしして、今朝は遅くまで寝ていました。起きたときにはマイクが帰ってきていいました。

 この週末、論文の最終稿も仕上げ、校正に出してしまったので、特にせねばならないこともありません。時間のあるときに調べておきたいことはあるのですが、インターネットの接続状況も悪いので、それもままなりません。

 部屋にはスピーカーもなく、音楽はヘッドホンでしか聴けません。PC内蔵のスピーカーはありますが、音楽を聴くには無理があります。MP3プレーヤーにはかなりの音楽が収録されているはずですが、最近、日本においてきてしまったCDを聴きたくなることが多いです。

 仮住まいで不便なことはたくさんあります。けれどもこれはどこかに定住することを前提に生活計画を立てているせいかもしれません。いっそどこにも定住しない覚悟を決め、最低限の身の回りのものだけで生活する方法を確立すれば、遊牧民のように身軽で機動力のある人間になることだってできるかもしれません。

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09/10/2006

時差

 電子辞書の電池が切れかけています。けれども日曜日は1時間に1本しかバスがないので町に出る気が起きません。クルマがないととても不便な町です。

 大家のマイクは昨日の昼ごろから出かけて帰ってきません。おそらく彼女の家に行ったのでしょう。先週は彼女のほうがこの家に来ていたので、もしかすると一週間ごとに相手の家に行っているのかもしれません。私は今日はひとりで家にいました。まるで自分の家のようです。

 明日から夜勤なので、朝はゆっくり寝ているつもりだったのですが、先週毎日5時に起きていたせいで、8時には目が覚めてしまいます。それでも無理やり布団をかぶっていたのですが、10時が限度です。夜は9時を過ぎると眠くなってきます。小学生でも、やっと塾が終わったくらいの時間です。

 とはいえ、これもわずか10日ほどの習慣です。連日、午前3時ごろまで起きていた時期だってあるのです。明日は仕事中にたまらなく眠たくなるかもしれませんが、すぐに慣れるでしょう。

 MAITの新入生のみなさんは、明日、準備プログラムの初日だと思います。充実した1年の始まりですね。まだまだ生活も落ち着かないとは思いますが、徐々に慣れると思います。

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09/09/2006

洗濯日和

 部屋にいると肌寒い感じがしたのですが、買い物に出ると汗ばんできました。今住んでいる町は、郊外の住宅街で、どこまで歩いても同じような家が延々と並んでいます。最初に来たときには、なかなかバスを降りる場所を覚えられませんでした。この国のいたるところに、このような住宅地が点在しているのでしょうか。

 平日はなかなか時間がなさそうなので、今日は買い物に行きました。ここについた日にマイクに連れて行ったもらったASDAまで歩こうと思ったのですが、途中でかなり遠いことに気づきました。おそらく徒歩だと30分くらいかかります。クルマなしで買い物をするのは無理です。

 それよりもかなり小さなスーパーなら歩いて10分で行けます。そこで買い物をしたのですが、本当に最低限のものしか手に入りません。野菜はジャガイモ、たまねぎ、レタス、ブロッコリー、きゅうりくらいしかおいていなかったような気がします。トマトはひとつしかありませんでした。やはり買い物は駅周辺まで出たほうがよさそうです。

 ここには乾燥機がないので、洗濯物は自分で干さねばなりません。晴れていたので、庭に干しました。外に洗濯物を干すのはひさしぶりです。ようやく20ペンスのコインを手元にためる生活から開放されました。

 来週から夜勤です。あまり早く寝ずに夜更かしする練習をしておいたほうがいいのでしょうか。

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09/08/2006

清掃夫

 金曜の勤務は8時から14時で昼休みはありません。今回のプロジェクトの提案事項がまとまってきたため、翻訳の案件が相次いでおり、今日の仕事は半分以上、翻訳でした。内容は、主に今までに扱ってきたものなので、比較的理解しやすく、翻訳作業もそれほど困難ではありませんでした。

 私はどちらかといえば翻訳のほうが得意なので、通訳と翻訳が半々くらいのほうが気分的には楽に仕事をこなせます。

 プロジェクトの進行状況が、ある段階と次の段階の谷間の時期に来ているということもあり、通訳のほうはそれほどまとまったことはしませんでした。時間が空けば、誰がやってもいいような雑用を与えられます。

 今日の最後の仕事は、工場内の清掃作業でした。広大な工場のなかでわずか畳み三畳ほどの広さを掃いたところで大勢には変化はないはずです。けれども、与えられたデッキブラシを受け取る以外の選択肢は私にはありませんでした。

 自分のしたいことをするためなら、今はガラス磨きだろうが、雑巾がけだろうが、せねばならない時期だと思います。けれども、そうした作業を与えられて平然としているようでもいけないと思います。その清掃作業が、自分の生き方のなかで持つ意味だけはしっかりと把握しておくべきです。

 いよいよ来週からは夜勤が始まります。正確に12時間、生活が反転します。

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09/07/2006

会議二時間

 生産現場で日本からの出張者の方について、現地の方との通訳をしているだけなら、それほど難しいものではないのです。単にちょっとしたやりとりを取り持っているだけなら、英語が話せて、社会常識があり、ちょっと気の利く人なら、誰だって通訳できます。

 そもそも現場の人は、みなふだんどおり働いているので、あまり頻繁に話しかけては仕事の邪魔になります。そのため、現場に出ている限り、ひたすら通訳をし続けているわけではなく、案外世間話をしているだけの時間もあります。

 さすがに遊びに来ているわけではないので、通訳以外の仕事をさせられることもあります。本来、よくないことなのかもしれませんが、通訳専門と言い張っていられるほどの実力があるわけでもないので、雑用もこなします。

 なれない仕事場なので、ちょっとした雑用でもひどく手間取ったりします。職場に自分専用のPCがあるわけでもなく、プリンタの配置や、紙の置き場所などもわからず、にわかに新入社員になったかのようなもどかしさです。

 そんなふうにして今日の一日が終わるのかと思いきや、午後4時になって、突然、会議の通訳をすることになりました。事前になんの資料ももらっていません。

 現場のレイアウト変更についての会議で、なにも話せないほど難しい内容ではなかったのですが、なにしろ長丁場なので参りました。たとえばなにかの視察のリエゾンなどなら、移動の時間などけっこう気を抜ける瞬間もありますが、会議の通訳となると常に誰かが話しっぱなしです。それを集中して聞き続け、すべてをひとりで通訳するのはひどく消耗する作業です。

 90分過ぎると意識が朦朧としてくるのが自分でもわかりました。こうなると英語の音は聞き取れているはずなのに、意味がまったく取れません。わかったかと聞かれても、ノーとしか言いようがありません。今、なんて言ったの、と聞かれても、わかりませんとしか言えません。

 それでも気力を振り絞って、ついていける限りついていくしかありません。最後のほうは、早く終わってほしい一心で、よけいに集中力が低下しました。結局、会議は2時間続き、今日の勤務は1時間の残業となりました。

 反省点はむろんあります。けれども反省しても、すべての問題が改善できるわけではなく、むしろ最も根本的な問題はすぐにはどうにもならないのです。それでも明日もまた通訳に行くのです。

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09/06/2006

柴漬け

 いちおう日系企業の会社なので、食堂にはたまに和食もどきのメニューがあります。今は日本人の従業員がほとんどいないので、和食のメニューはかなり減ったようですが、それでも週に一度、水曜日は、一品、和食のメニューが出る日だそうです。

 私はふだん、ほとんど自炊するので、バースでも和食対応の食材を可能な限り揃えて鯛のですが、リーズは最低限の荷物で暮らしたいので、あまり本格的な料理をする気はありません。それでも食事用の箸を3膳と菜箸1膳だけは持ってきています。

 工場の食堂は日本人が料理するわけではないので、いちおう和食らしいものを提供しているとはいえ、味のほうはほとんど無国籍です。今日は、野菜を牛肉で巻いて煮たようなものを食べました。かなり濃厚な醤油の味がしました。

 ご飯を頼むと漬物を自由に取ることができました。ひさびさに柴漬けを食べました。特に感動するような味ではありませんでした。

 論文が校正者から戻ってきました。一気に意識が大学院のほうに戻ります。たくさんチェックが入っていて、すぐには提出できなそうです。この見直し作業がいつできるのかが、目下の課題になりそうです。

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09/05/2006

信号無視

 今回、6週間の条件で雇われている通訳者は3人います。ひとりはリーズの学生で仕事の通訳はほぼ初めて。もうひとりは別の大学院で通訳とは無縁の修士課程に在籍しており、もちろん通訳の経験はありません。

 こういうわけなので、3人のなかでは私が一番の経験者ということになってしまいます。そのおかげで、ちょっと実力的に苦しい仕事が私の担当になってしまいます。

 昨日の会議で失態を演じたので、もう会議の仕事はないかと思っていたのですが、どうやらまだまだ担当させてもらえそうです。次回は、昨日、翻訳を担当した書類を資料として使う会議だそうです。

 その資料は現場で出てきた課題をまとめたものだったということもあり、いちおう内容は把握できています。だからといってこなせる自信はないのですが、与えられた仕事は断らないのが私の信条です。

 たぶんふだん社内通訳を担当なさっている方が私のことを考え、与えてくださっている機会なのだと思います。現場の方々のヨークシャーなまりにはまだまだ慣れないのですが、できる限りのことをやってみます。

 もしかするとこうして一人前の通訳への道を歩んでいくのでしょうか。

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09/04/2006

達磨

 今週は昼の勤務になったので、朝8時から夕方5時までの勤務です。その時間に工場につくためには朝5時に起床せねばなりません。バス停に向かう途中の空には、ほんの短い間、朝焼けが出ていました。

 今朝は工場につくなり、翻訳の仕事が待っていました。金曜にはできていなかったはずの資料です。日本からの出張者の方が週末に作成なさったようです。結局、午前中はこの翻訳に費やしました。内容はともかく、座ってできる仕事は楽です。

 昼食後、工場の現場でリエゾンを担当している最中、2時から会議があるので、通訳に入って欲しいといわれました。まだこの会社に来て、数日ですが、かなり生産の流れや用語がわかってきたような気がしていたので、それほど負担にも感じませんでした。

 2時2分前まで生産現場におり、ぎりぎりの時間に会議室に飛び込みました。少し遅れて出席者がそろい、資料が配られました。私の手元には日本語しかありません。両方もらえないと困るのです。

 けれども問題はそういうことではなく、そもそもそこに書いてある内容がまったく把握できません。当然、会議で話されていることも理解できるはずがありません。私がわかったつもりでいたのは、まだこの会社のごく一部にすぎず、その会議をこなすには知らねばならない背景がまだまだたくさんあったのです。学校でも仕事でも、通訳の現場でなにも話せなくなったというのは初めての経験でした。

 さいわい経験豊富な社内通訳者の方が同席されていたので、すぐにその方に代わっていただきました。手も足も出ないまま、敗北感に打ちひしがれつつ、座り続けました。会議は2時間半も続きました。なんとか話についていき、次の機会に使えそうな必要な用語だけは抑えようとメモを取り続けていました。ほぼ主要な議題の検討がすんだころ、社内通訳の方が次の会議のために出て行かれました。私は最後のまとめのみ、少し通訳をしました。

 残りの時間は再び現場でリエゾンでした。工場内で問題が発生しており、その対応をめぐり、現地の人間と日本からの出張者が衝突していました。けれどもここではなんとか通訳はこなせ、かろうじて自分にもできることがあると確認することができました。話の区切りがつかず、残業になり、仕事が終わったのは午後6時です。

 最寄の駅からリーズまで直通電車はありません。リーズについたの7時を周っていました。駅で少し用を足し、バス停に向かう途中、私の乗るべきバスが去っていくのが見えました。夕方まではほぼ10分間隔でバスがあるのですが、時刻表を見ると次のバスは一時間後でした。

 家に着いたのは9時前でした。それから夕食の準備。明日はまた朝5時に起きて工場に行きます。今週はこんな生活が続きそうです。

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09/03/2006

手配

 今日は一日中、自分の部屋にこもって引越しの手配や各方面への連絡に明け暮れていました。大家のマイクは、あまりインターネットを使わないようなので、少し気を使えば、大きな不便はありません。私の部屋に机を買ってもらったので、仕事がはかどるようになりました。

 慌ててリーズに来たものの、まだ荷物はバースの寮にあるのです。寮を使えるのは9月19日まで。リーズの仕事は10月5日まで。したがって、この仕事の途中にバースからロンドンへの引越しをせねばならないのです。周到な計画が必要です。

 平日は仕事があるので、週末を利用して引っ越すことになります。ロンドンのフラットにはまだ住んでいる人がいるので、あまり早く荷物を動かすことはできません。すべての条件を合わせると、引越しは17日の日曜しかありません。

 16日はロンドンでMAITの10周年記念パーティーがあります。この日は、ロンドンからリーズに出てパーティーに出席し、ロンドンには泊まらず、バースに戻ります。そして最終の荷造りをして、17日に引越しということになります。

 ところが大変なことに気づきました。イギリスの引越し業者は日曜は営業しないのです。日曜日に営業する会社もあるかもしれませんが、料金が心配です。

 実は今、バースの私の部屋にはロンドンで新しくフラットメイトになる予定の友人が住んでいます。彼女に引越しを頼めば、なんとかなりそうです。彼女には荷積みの立会いと寮の鍵の返還その他をお願いすることになります。

 さらに引越しに必要なダンボール箱などを受け取らねばなりません。これはその友人には頼みにくいものです。友人は正式にはそこに住んでいないことになっているのです。したがって、箱の受け取りは隣人のアーヴィンに頼むことにしました。

 アーヴィンに連絡を取ってみると、その日は大学に行かねばならず、受け取れないとのことでした。けれども幸い、スーザンが同じ引越し会社を利用し、同じ日に箱を受け取るとのことです。そもそもその引越し業者はスーザンの紹介です。

 新たなフラットメイトのもうひとりは、彼氏のBMWで引越し荷物を運んでもらうそうです。その彼氏は、実はロンドンの大家の友人で、大家もそのクルマでロンドンに移動することになりそうです。(おそらくこの彼氏は17日に紹介されることになるのでしょう。)

 いろいろな人を巻き込んで、引越しをします。いちおうこれで最低限の手配はついたと思うのですが、すべて遠隔操作なのでやや心もとない感じです。

 とはいえ、いざとなれば、すべての荷物がなくなったところで、またそれなりの生活はできるのです。本当に必要なものなんて、自分の体だけです。引越しの荷物よりは、自分が前に進むことのほうがよほど大切です。

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09/02/2006

友達の恋人

 今日はリーズに来て初めての休日で、ゆっくりと眠ることができました。昼過ぎまで雨が降り、気温も下がりました。この家ではもう暖房を使っています。

 午後、リーズの友達に遅い昼食に誘われ町に出ました。電話を切り際、彼氏も一緒だけどかまわないかと聞かれました。彼女がイギリス人の恋人を作ったことは聞いていたし、そのうち紹介するという話も聞かされてはいました。

 通訳翻訳は、圧倒的に女性が多い世界なので、この世界で知り合った友達はほとんど女性になります。そうすると必然的に、友達の彼氏を紹介される機会が多くなります。たとえ恋愛を意識しない相手であっても、女友達から彼氏を紹介されるとときは、いつも複雑な気持ちになります。

 気のあう女友達の彼氏というのは、この男ならしょうがないかな、と思える場合も多いのですが、彼らとのあいだに友情が芽生えた経験はほとんどありません。

 今日あった男性は、MAまでをケンブリッジで取得し、Phdをリーズ大学で取得予定だそうです。リーズに来てまだ一年とのことで、当分、リーズに住むわけですが、昨日、引っ越したそうです。理由を聞くと、ダブルベッドの置ける広い部屋に移りたかったとのことです。

 パブで食事をしたあと、ふたりは買い物に行くといいました。目的は新しい寝具の購入とのことだったので、私はひとりでスーパーに行きました。

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09/01/2006

待機

 リーズ大学にも日本語の通訳コースがあり、そこに友人がひとりいます。実は、どうした偶然か、その友人も今回、同じ仕事をしています。

 日本にいるときからの知り合いで、イギリスに来てからもお互いの都合をあわせて会いたいとは思っていたのですが、バースとリーズでは遠すぎて、結局コースの授業が終わるまで一度も会えませんでした。今、たまたま同じ仕事になり、不思議な感じです。

 今日は、待機時間の多い日でした。通訳の時間は、それほど多くありません。ずっとこの調子が続くのでしょうか。

 しかし通勤にはかなり時間がかかるし、こちらでこなすべき雑用や手配は多いし、睡眠時間が不足気味です。明日はひさびさにゆっくりと眠れます。

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