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08/31/2006

日程変更

 家にいる時間が長くないうえに好きなときにインターネットを使えるわけではないので、思うようにブログの更新ができないかもしれません。

 実は今回、リーズ大学の大学院で通訳の修士課程に在籍中の友人が、偶然、同じ仕事をしています。自分の部屋でインターネットなどを使ってもかまわないとは言ってもらっているので、お世話になることもあるかと思うのですが、お互いに仕事をしているので、そんなに頻繁にうかがうわけにもいきません。そもそも他人のパソコンで長々とチャットをすることもできないでしょう。

 今朝、最初の仕事は朝の会議の通訳でした。各班長のみならず、工場長、社長まで交えての会議で、通訳は私一人です。会議の通訳は初めてでした。

 自分ではひどい出来だったと思うのですが、イギリス人のスタッフにはずいぶん評判が良かったようです。どうやら翻訳は英日のほうが得意ですが、通訳は逆のようです。

 シフトの変更を言い渡されました。本来、来週から6週間の夜勤に入るはずだったのですが、それが再来週から5週間になりました。来週いっぱいは昼の勤務です。

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08/30/2006

単線の駅

 今住んでいる場所の最寄り駅はリーズですが、工場が街中にあるわけもなく、リーズから列車を乗り換えていかねばなりません。リーズ駅までもバスで20分以上かかるので、通勤には1時間以上かかります。今日の帰りは交通機関の接続も悪く、2時間以上かかりました。

 気温はバースよりもかなり低く感じられます。もう薄手のコートを着ている人までいます。まだ家のなかは暖房を入れるほどではありませんが、朝布団から出るのを躊躇してしまいます。まだ8月だということが信じられません。

 今日、日本からの出張者の方にうかがったのですが、日本では今、2週間を越える連続夜勤は禁じられているそうです。私の夜勤は5週間連続です。大丈夫なのでしょうか。大家のマイクにこの話をしたところ、誰でも人生に一度は夜勤をせねばならない、この5週間は人生の貴重な試練になる、と言われました。

 連続夜勤がどのくらい苦しいものなのかわかりませんが、工場の騒音のなかで一日中叫びながら通訳をするのはかなり体力が要ります。のど飴が必要です。

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08/29/2006

大きな町

 大型のスーツケースいっぱいに荷物を詰めてしまったので、階段を上るのが一苦労です。リーズの駅にはエレベーターもなく、駅から出るだけで大変な思いをしました。

 リーズはバースとは比べ物にならないくらい大きな町です。物価も安そうなので、これならロンドン以上に快適な暮らしができそうです。

 6週間の住まいは、駅からバスで20分ほどの距離にあります。通勤には1時間くらいかかりそうですが、この際、文句は言えません。

 大家のマイクはとてもいい人でした。博士課程の学生で、今、論文を執筆中だそうです。インターネットのアクセスとプリンタがどこにあるのかが、懸念のひとつだったのですが、インターネットはマイクのアカウントでアクセスさせてもらえるし、プリンタも使わせてもらえるようです。これで私の修士論文も無事に提出できそうです。

 ただし、インターネットはADSLで、ふたり同時に同じアカウントではアクセスできないので、使い放題というわけには行きません。お互いに譲り合って使うことになります。

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08/28/2006

次の舞台へ

 一日中、荷造りです。その合間に、いろいろな人と話しました。

 バースに住む最後の日です。本当はいろいろな手続きを済ませたかったのですが、あいにく祝日で思うようにはかどりませんでした。あちこちに思い出が染み付いていて、不用意に視線をとめると涙が出そうになります。こういうときには自分の感受性にふたをして、せねばならないことに専念すべきです。

 9月中旬に一晩だけバースに戻ってきて、最終撤去を行います。その日は、夜1時過ぎにバースに戻って、翌朝ロンドンに引っ越し、即座にリーズに戻り、翌日はまた仕事です。引越し業者の手配はまだすんでいません。

 夜は、予定通り、フラットメイトとパブに行きました。軽く飲みにいくだけのつもりだったのですが、話が弾んでしまい、結局、パブのあとは私の部屋にみなが集まりました。

 フラットメイトからはプレゼントや寄せ書きももらいました。最初に仲間から抜けるのが自分で得をした気分です。

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08/27/2006

荷造り

 今日は身の回りの整理に時間を費やしました。今日は日曜で、明日は祝日なのでまだ引越し業者の手配も住んでいません。リーズにはスーツケースひとつでいくつもりなので、それほど問題はないのですが、ロンドンへの引越しは、週末にバースから帰ってきて済ませねばなりません。

 バースの寮の退出期限、ロンドンの新居の入居可能日、リーズでの仕事の都合をすべてあわせて考えれば、引越しが可能な日は17日の日曜日以外にありません。さらに16日はロンドンでMAITの同窓会があるので、明日中に荷造りの大半を終えてしまわねば、引越しの前にもう一度、バースに来る必要が出てきます。

 なんとか明日中に、作業を終えたいところです。まずせねばならないのは、大型スーツケースの購入です。日本から来るときに使ったスーツケースは、車輪の調子が悪くて、ろくに使えません。

 突然バースを去ることになり、フラットメイトたちも大騒ぎです。明日の晩は、出発の前日なので、部屋でゆっくりするつもりだったのですが、どうやらフラットメイトたちとパブに行くことになりそうです。断れる予定は断っているのですが、さすがに一年一緒に暮らした仲間と最後の時間を過ごさずに去ることはできません。

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08/26/2006

秒読み

 さまざまな出来事が完全に決着しないまま、とにかく先に進んでいかねばならないような気がします。けれども、いつまでもここにいるわけにはいかないということだけは確かで、いける場所があるなら、とにかくどこにでも行かねばなりません。まだ細かい打ち合わせは住んでいないのですが、とりあえずリーズの宿泊施設は確保できました。

 ロンドンへの引越しは友達と一緒に自分たちでしようかとも思っていたのですが、今はよけいな暇を省くことのほうが優先です。日程は各方面の事情を考慮すれば、9月17日に引っ越す以外に選択肢はありません。

 さまざまな手続きが多く大変です。イギリスに1年住んでいるとはいえ、大学の寮に住んでいれば、まったく直面せずに住む問題を、いざ自分で部屋を借りるとなると自分で処理せねばならなくなります。日本にいれば、当たり前のことが、こちらではいちいち調べねばなにもできません。にわかに中学生に戻ったような気分です。

 ひとつの軌道を離れて、別の軌道に移ろうとすると、いつでも大変な労力を強いられます。しかしこの労力を厭っている限り、飛躍はありえません。月まで届くエレベーターはないのです。

 まだ荷造りなどはまったくしていないのですが、今日はBBQパーティーに参加しました。おそらくバースで最後のパーティーです。昼から準備をして、夜まで飲み続けていました。使い捨てのBBQコンロで焼いた虹鱒とオーブンで焼いた鳥の丸焼きがおいしかったです。けれども途中から雨が降り出してしまい、全員で部屋のなかに移動しました。

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08/25/2006

短期の宿

 とりあえず今日は論文を校正者に送りました。当初、想定していたレベルには到達しなかったものの、いつまでも手元においておくわけにもいきません。後半、いろいろと気が散ることが多く、集中力が足りなかったのが悔やまれますが、学者だって論文だけに集中できる人などおそらくいないはずで、これを今の自分の実力として受け入れるべきでしょう。

 午後は、リーズの部屋探しに時間を費やしました。6週間の部屋を探すというのは案外大変です。今回の仕事は、宿泊費が別に出るわけではないので、あまり贅沢なところには泊まりたくありません。次はロンドンに住むので、稼いだ分はできるだけ持ち帰りたいところです。6週間、毎日外食というのも疲れるので、できれば自炊できるところが希望です。私はもともとあまり外食をしません。

 イギリスには日本でいうウィークリーマンションのようなものがあまりありません。リーズ近辺ではひとつ見つかりましたが、B&Bよりもかなり高い値段です。間取りも設備も立派過ぎて、3人くらいで住むなら好都合ですが、ひとりでは贅沢すぎます。

 ネット上で、さまざまな空き部屋の情報があって、たまに短期の借り手を希望している場合があります。そういう情報を根気よくさがすしかありません。

 さいわい、リーズ付近で一件見つかりました。町の中心から3.5マイルほど離れているそうですが、日程的にも選んでいるゆとりはありません。さっそく連絡を取ってみたところ、まだ空いているということだったので、そこに住みたいのですが、細かい条件は明日詰めることになります。

 今度の仕事は夜間の通訳です。週に四日は、夜の8時から翌朝5時までの勤務です。昼間は寝ていなければならないので、ますますB&Bは使いづらいのです。

 この事情を話したところ、貸し手のほうからやや不安げな返事が返ってきました。フラットをふたりで共同で使うことになりそうなのですが、相手は博士論文を執筆中の学生で、昼間は家にいるそうです。向こうとしては、昼間寝ている人がいると気を使うかもしれません。

 けれども私としては、とにかく物件がなかなかないので、多少の不便があっても、そこに住ませて欲しいのです。

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08/24/2006

電話面接

 唐突ですが、来週の火曜がバースで暮らす最後の夜になるかもしれません。リーズ近辺で6週間の通訳の仕事が決まってしまいました。リーズには通えないので、なんらかの宿泊施設に滞在することになります。

 仕事は10月の初旬まで続きます。その間にバースの寮の契約も切れるので、週末を利用して、引越しなどもせねばなりません。論文の提出締め切りもその間になります。

 この話を最初に聞いたのが、先週の木曜でした。ロンドンのエージェントからの仕事です。ただクライアントからの面接試験を受けねばならないということで、今日まで正式な結果が出ませんでした。

 バースからリーズまで面接に行くと日帰りはかなり苦しくなります。現場はリーズ郊外の工場なので、さらに時間がかかります。そこで面接は電話でということになりました。

 電話面接があったのは、火曜のことです。午前中に、2回ほど時間調整の電話があり、午後1時半から面接となりました。携帯電話の向こうでは、複数の人が同時に話せる機材を使っているらしく、相手の話し声はひどく聞きづらいものでした。

 最初、日本人の方に今回の業務の内容、目的についてお話していただきました。そして約5分ほどの説明の後、話し手がイギリス人に代わり、突然、今の内容をすべて英語に直すようにと指示されました。ただの説明かと思いきや、通訳試験をかねていたのです。

 すべてメモは取っていたので、訳出をすませると、今度はそのイギリス人がわたしのパフォーマンスについて、コメントを述べ始めました。そして次はそれを日本語へ、というわけです。

 バースで過ごす夜もあとわずかです。お気に入りのパブにももういけません。けれどもそんな感傷に浸っている暇すらなさそうです。身の回りを片付け、次の場所に移らねばなりません。明日はリーズの宿などの手配です。10月初旬まで猛烈に忙しくなりそうです。

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08/22/2006

再結成

 またまた状況が一転です。日曜にロンドンまで見に行ったフラットに住めることになりました。当てにならないひとりをはずし、3人で住むか、あるいはもうひとりになるかと考えながらも、今朝、部屋を見せていただいた大家に断りのEメールを書きました。

 すると二時間もしないうちに、譲歩の返事が返ってきました。実はこのフラット、友人の紹介で、大家もパーティーなどで何度か話したことのあるなかです。推定年齢は50歳を超えているのですが、同じMAの学生でした。

 その大家は、卒業後はブリストルがバースに住む可能性が高いらしいのですが、仕事でロンドンに行くときに自分のフラットに泊まりたいらしいのです。そこで私たちが借家人なら自分の泊まりやすいということで、大幅な値引きを提案してきたのです。値引き幅は、離れていったひとりが払う予定だった家賃以上のものでした。

 理想的とはいえないまでも、十分なフラットです。値段さえ予算内なら、ほんの4ヶ月くらいしか住まない我々の事情をくみ、それでも契約して欲しいと思ってくれる場所を選択するべきでしょう。なにしろ、これで忙しいなかロンドンまで部屋探しに行かずにすむのは大幅な時間の節約になります。

 さて、また新年度MAIT入学予定の方々へお知らせです。26日土曜日、クラスメートの主催でBBQパーティーを開催します。会場はこのブログの8月6日の記事に書いたあの素敵な庭です。今年度の学生と交流を深める貴重な機会ですので、バースに到着しておられる方は、ふるってご参加ください。

 まもなく主催者がロンドンに引っ越すため、この庭での最後のBBQになります。一足先に到着した分、イギリスの夏の残り香を堪能してください。

 だいたいの人数を確認したいので、参加希望者は私まで連絡をお願いいたします。メールアドレスは左のバーのAboutのページにあります。かくいう私自身が参加できるかどうかは未定です。

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08/21/2006

分裂

 昨日見てきたロンドンのフラットには住まないことになりました。一緒に住む予定だった4人のうちのひとりが、どうにも当てにならなくて、いつまで一緒に住めるかわからないというのです。

 フラットをまとめて借りるので、途中でひとり抜けられたら、その分の家賃を他の3人で払うことになってしまいます。金額的な問題はもちろん、そういう当てにならない人と一緒に暮らすのは難しいです。

 もともと他にも懸念材料があったので、そのフラットはあきらめ、新たに部屋探しをすることになりました。仕事のほうも宙吊りのままで、まだ論文も完成していないので、なかなか落ち着きません。

 計画が白紙に戻ったことで、一緒に住むはずのひとりがかなりいらいらしてきています。ひとりで適当なところを借りたほうが楽かもしれないのですが、どうなるのかはまだわかりません。

 ちなみに今日は、今のフラットメイトたちと一緒にウェルズ(Wells)に行ってきました。もうここで暮らせる時間も短いので、なにかしておこうということのようです。私はまったく計画に参加せず、ただ着いていっただけです。現地に着くまでてっきりウェールズ(Wales)に行くのだとばかり思っていました。

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08/20/2006

物件

 ロンドンにフラットを見に行ってきました。若干の不安材料があり、まだ確定はできない状況です。

 ひとつは光熱費が家賃に含まれていないということ。寮費は、光熱費もインターネットの使用量も含まれているので、これからどのくらいの費用がかかるのかいまいち、想像できません。

 キッチンにはガスコンロもあるのですが、電子レンジを使うと電気代が高いからなるべくガスを使おう、などという意見も出ました。私は電子レンジをフル活用するほうなので、即座に却下しましたが、生活が夜型なので、電気代がもったいないなどと責められる可能性もあります。

 他にも気になる点がなくはないのですが、目を瞑ろうと思えば目を瞑れるものばかりではあるし、風呂場もきれいだし、庭もあるし、気の知れた仲間だけでフラットを占有できるし、いい面も多いのです。

 ロンドンの町自体、バースとはまったく違う活気にあふれているので、やはり多少無理をしてもしばらくイギリスに残りたいという気持ちにはなりました。

 ところで、Yuko.Nさんも、不用品の処分を始めたようです。このブログに書き込んで、どのくらい効果があるのかわかりませんが、興味のある人は連絡してあげてください。

 たぶん私自身のものも、TV、セラミックヒーターくらいは出てきそうです。他のものはロンドンでも使います。

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08/19/2006

炊飯器

 Tomoくんがコメントのなかで不用品を販売しようとしているようです。メールアドレスも登録してもらっているようなので、興味のある後輩の方は連絡してあげてください。大学のアドレスを登録しているようなので、英語でお願いします。

 ひとつ注意があります。寮の共同キッチンには個人の炊飯器の持込が禁じられています。炊飯器は、キッチンにひとつずつ支給されます。東洋人が複数いたりすると、米を炊きたい時間が重なったりして、思い通りに使えるとは限りませんが、可能であれば一緒に炊くなどして工夫してください。

 私は一度にたくさん炊いて、小分けにして冷凍しています。フラットメイトは全員、多かれ少なかれ米を食べるのですが、食べたい米の種類が違うので。アービンはいつもプラスチックの容器に米と水を入れ、電子レンジで炊飯しています。調整がうまくいかないことも多く、その度にまるごと捨てて炊きなおします。

 ただしStudioタイプの寮に入る場合、炊飯器がついていないそうで、Tomoくんはそれで個人的に購入したそうです。今年の入学希望者で、クリーブランズのStudioにはいる人はいますか? もしおられれば、連絡いただきたいです。お願いしたいことがあります。炊飯器とは関係ありません。

 明日はロンドンにフラットを見に行きます。たぶんそこを契約することになると思います。そのフラットに炊飯器がなければ、Tomoくんの炊飯器は私に譲って欲しいです。

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08/18/2006

宙吊り

 日本からイギリスに持ってくるべきもの、たくさんのコメントありがとうございます。後輩のみなさん、参考にしてください。でも、まだまだ他の方々のご意見も頂きたいので、どんどん記入してください。

 ちなみに今年のクラスメートは17名でした。全員は無理でも過半数は超えたいですよね。すでに帰国している人たちは、新しい日常を生き始めていて、このブログなんて見ないかもしれませんが。

 私自身はといえば、未確定だけれども、考えねばならないことが多くて、落ち着きません。周りも浮き足立った感じです。不意に持ち上がった話があり、もしその話が実現すれば、バースに住めるのは、あと10日という可能性もあるのです。これがどうなるかは、来週までわかりません。

 そうなると論文の執筆がかなり苦しくなります。日曜と月曜は予定が詰まってしまいました。校正者の都合も考えれば、明日中にはひと通りのかたちに仕上げたいところです。

 あながち不可能でもないのですが、ここ数日、集中力に欠けているので、できるかどうかわかりません。

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バースの日本食レストラン。寮から徒歩3分のホテルのなかにありますが、入ったことはなく、今後の予定もありません。

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08/17/2006

MAITの後輩のみなさんに1

 今日は雑用に忙殺された一日でした。やはりコース修了後、しばらくロンドンに残ることになりそうな様子が濃厚になってきました。そのため、誰とどこに住むのかなどでいろいろな問題があります。

 最近、今年、バースの通訳翻訳コース(MAIT)に入学予定の方々から、さまざまなかたちで連絡を頂きます。昨日も、すでに語学学校で準備の勉強を始めている二人とお話をしてきました。

 まだ日本にいる方々からは、渡英に際して日本から持ってくるべきものの相談などを受けます。こうした場合、私はかなりしっかりと返事を書くほうなので、もしかすると逆に怪しまれることもあるのではないかと思うくらいです。

 もしかすると他の方々にも役に立つかもしれないので、ある方からお受けしたメールに対する返事の一部をここに紹介しておきます。

 コースのほかの方々にも情報の充実のためご協力をお願いします。コメントに記入してください。コースの大半は女性なので、特に女性向きの情報などがあれば、いいかもしれませんね。

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>日本から持参して良かった、食べ物/品物がありましたら
>教えて下さい。

箸はあまり売っていないので、持ってきたほうがいいです。
友達を呼ぶことを考えて、5膳くらいあると便利です。
菜箸もありませんね。
日本の食材があまりないので、日本食用の食器もあまり入手できませんが、他でも代用できますね。
どうしても味噌汁用のお椀が欲しいなら、持ってきたほうがいいかもしれません。
お椀を売っているのを見たことはありますが、どこにでもあるものではありません。

海藻類は、あまり質の良くない海苔くらいしか手に入りません。
海草サラダとか、わかめなどは重宝しますね。
麩や高野豆腐なども持ってきやすいかもしれませんね。
しっかりとだしをとりたいなら、昆布、鰹節、いりこなどもロンドンかブリストルまで出ないと入手できません。
干ししいたけはなくはありませんが、やはり入手しづらいものです。
インスタントのだし類も、出来れば日本から持ってきたほうがいいでしょう。
味噌はキャンパスで入手できるときとできないときがあります。
もちろん麹が生きているような本格的な味噌はありません。
そばもバースでは手に入りません。
うどんもあまりいいものはありません。

胡麻もあまりありません。
唯一見かけたのは、健康食品店の白胡麻でした。
胡麻油はどこでも簡単に入手できます。
七味、山椒、和がらしなども手に入りません。
わさびは大学のコンビニにおいています。
粉末の柚子などがあると、ほっとするかもしれませんね。

私は使いませんが、日本でよくあるカレー、シチューのルーはバースではあまり手に入りません。
ひとによっては日本のマヨネーズやウスターソースが恋しい人もいるようです。
どこまで日本の食材にこだわるかはその人次第ですが。

ただたいていのものは、ロンドンやブリストルに行けば手に入ります。
乾物など軽いものなら、日本から航空便で送ってもらいやすいですね。

食品以外では、洗濯用のネットなんかどうですか?
たぶん探せばあると思うのですが、最初はいろいろなものを売っている場所を見つけるだけでも大変です。
かさばらないので持参してもいいかもしれませんね。

文房具が高いと文句を言う人もいます。
ペン、ノート、付箋などですね。
でも、せっかくイギリスにいるので、文句を言いつつイギリスのものを使うのが楽しいんですよね。

あとはタオルを2枚くらい。
こちらでも簡単に入手できますが、初日にないとつらいと思うので。

さらにポケット・ティッシュ。
こちらでは無料で配布しません。
もしご自宅にあまっているようなら、荷物の隙間に詰めてくるとクッションにもなります。

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08/15/2006

人間の尊厳

 どうも論文のファイルが少しおかしくなっているようです。指導教官から脚注の修正を求められたので、今日はそこに手をつけました。ほんの軽い気持ちで始めたはずなのに、これが大ごとでした。

 MS-Wordの脚注の削除は、本文中の脚注番号を削除することにより実行し、番号の抜けた分は自動的に修正されるはずです。けれどもこれがうまく機能しないのです。

 思いつく限りの手法をとってもうまくいかず、結局は削除したいはずの脚注の変わりに別の脚注を施し、番号の変更を避けるという方法をとりました。もちろん、その気になればなんだって書くことはできるわけですが、本来必要のない脚注をつけてしまったわけです。

 隙間があればなんでも埋めることができるというのは言葉の特性のひとつですし、そもそも私の書いている文章がすべて追加、削除、交換の不可能な言葉で満たされているわけではなく、真実はむしろその逆なのです。

 敗北に行き着いた格闘の終結までには三時間以上の時間を費やしました。機械に振りまわれた挙句、最終的には機械に妥協してしまったということで、なにやら人間の尊厳を踏みにじられたような屈辱感を覚えずに入られません。

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08/14/2006

消化不良

 論文の草稿の段階では、読むべき資料をすべて読みきっていませんでした。さらに草稿の提出後、手に入った文献もあり、読むべきものがたまっていました。

 必要な論文が見つかったときは嬉しくて、そそくさとダウンロードしたり、コピーしたりし、手元に資料が増えてくるとなにか豊かな気分になります。けれども、いざ、それを読むとなるとげんなりします。

 しかも、論文を一本読むごとに読まねばならないと思える資料が芋づる式に増えていくので、それをすべて視野に納めようとすると、旅の目的地が果てしない砂漠のかなたにあるような気がしてきます。実を言えば、今この文章を書いているまさにこの瞬間にも、読もうと思いダウンロードしておいた未読の論文を思い出しました。

 読んだ文献も、十分に頭に入っているとは言えず、かなり消化不良な感じです。朝起きるなりキーボードに向かってはいたのですが、書いたのは論文とは関係のない文章ばかりです。

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08/13/2006

狭い町

 ひとりで部屋にこもって作業をするのはわりあい得意なほうだと自分では思っていたのですが、どうも最近は長くこもっていると気がふさぎやすくなってきたように思えます。食料はまだ十分あったし、論文に集中したかったのですが、しばらく浄水器のフィルターを代えていなかったこともあり買い物に出ました。

 こういう場合、夕方に外出するのが本来の私の行動パターンなのですが、日曜はいつもよりも早く店が閉まってしまうので、昼過ぎに外出しました。

 すると寮を出て1分もたたないうちから、次々と知り合いに出くわします。フラットメイトの友達、クラスメート、クラブのDJ、来年、通訳コースに入学希望の学生など。部屋に戻って指折り数えてみると8人に遭遇していました。やはり日曜ということで、外出時間が重なってしまっているのでしょう。

 眼鏡、コンタクトレンズなどは使用していませんが、それほど目がいいわけではないので、たいていの場合、相手のほうから気づいて声をかけてもらうことになります。私は相手のことを知らないけれど、相手のほうはなぜか私を知っているということもよくあるので、もしかするともっと多くの人に目撃されているかもしれません。

 今日、声をかけられた8人のうち、日本人が3名で、イギリス人はわずか2名でした。

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08/12/2006

双生児

 論文のファイルを開こうとしたところ、またエラーが出てしまい、何度やり直しても開けません。最近、Officeのアップデートを怠っていたせいかと思い、未更新の差分をすべてインストールしたのですが、それでもうまく行きません。ファイルが壊れてしまったようです。

 もしこれが唯一のファイルなら、今まで書いた論文がすべて不意になるところです。幸い私はけっこう小まめにバックアップをとるほうなので、失くしたのは昨日の作業分だけです。

 それにしても、そもそも昨日の作業自体が二重の手間だったので、気勢をそがれました。同じ作業を三回繰り返すのは気が滅入るので、別の方法をとることにしましたが、結局思うようにはかどりませんでした。

 今日は卵を昼と夜でふたつ食べたのですが、両方とも黄身がふたつ入っていました。最近、特大の卵を買っているので、黄身がふたつのものが混じりやすいのかもしれません。

 ふとこれは一卵性双生児なのか二卵性双生児なのかが気になり始めました。最初は卵がひとつなのだから、一卵性に違いないと思っていたのですが、一卵性というのは、ひとつの受精卵が分裂の初期にふたつの個体に分かれる発生のしかたのはずです。黄身がふたつなら、そもそも卵子はふたつなのではないでしょうか。しかし殻がひとつである以上、あの黄身は同一の卵子から発生したのでしょうか。けれども我々が食べる卵は、通常、無精卵のはずです。

 しばらく悩んでいたのですが、考えてみれば、殻ができてしまったあとに受精することはできないはずです。ということは殻は受精卵のあとにそれを包み込むかたちで形成されるに違いありません。ということは黄身の二つ入った卵は二卵性双生児のはずです。

 ちょっとインターネットで調べてみたところ、その考えが正しいことを裏付ける記述がたくさん見つかりました。ニワトリの卵はまず受精卵ができ、そのまわりを白身や殻が包み込むようにして形成されるそうです。

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08/11/2006

判読

 今日は論文の草稿に関して先生に頂いたコメントをひととおり確認しました。原稿に手書きの書き込みをしていただいているのですが、その字の判別に苦労します。ネイティブの手書き文字を読む機会など、それほど頻繁にあるわけではないので、こういう場合は本当に困ります。

 逆にクラスメートのうち、日本語が母語でない人たちも、手書きの日本語には苦労することがあるようです。もっとも私の文字は、日本人であっても読めない場合が多々あるのですが。

 現在、翻訳の仕事はほとんど活字媒体を原本として使用しますが、OA機器が普及する前の翻訳はそういう面でも大変だっただろうと思われます。江戸幕府の翻訳方として出仕していた福澤諭吉もそのような苦労を経験していたのでしょうか。

 先生のコメントをMS-Wordのファイルとつき合わせて確認していたところ、Wordから反応がなくなり、マウスポインタが砂時計のかたちから動かなくなりました。ひと区切り終えたら一服するつもりで、お茶も飲まずに作業していた最中で、あと数ページで作業終了という段階でした。

 Wordを強制終了すると、それまでの作業がすべて消えてしまいました。自動バックアップのファイルから作業を復元できそうに見えたのですが、そもそもバックアップされたファイルに問題があるらしく、結局、作業を最初からやり直す羽目になりました。

 2回目の作業は比較的順調に進み、案外時間をかけずに作業を回復することができました。1回目は、先生の字の判読にかなり時間をかけていたようです。2回目にはかなりコツを習得し、1回目にはどうしても読めなかった文字も見分けられるようになりました。

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08/10/2006

10周年記念パーティー

 バース大学通訳翻訳修士課程(MAIT)は今年で創設40周年を迎えるそうですが、日本語のコースの開講からは今年で10周年だそうです。

 9月16日には日本語コース開講10周年の記念パーティーが開かれます。コースの性質上、卒業生の方々が一番多く活躍されているのは東京なのかなと想像するのですが、パーティーはロンドンで開催されます。このパーティー、私も準備などのお手伝いをさせていただくことになりました。

 パーティーは卒業生の方々だけではなく、コースに興味をお持ちの一般の方々の参加も受け付けるそうです。連絡先のメールアドレスはここにはかけないのですが、このブログのプロフィール欄に私のアドレスがありますので、興味をお持ちの方がおられればご一報ください。

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08/09/2006

講評

 指導教官の先生から修士論文の草稿に対する講評ができたとの連絡があり、夕方、急遽大学に行きました。提出が遅くなったので、かなり急いで見ていただいたように思います。

 全体として致命的な問題はなさそうなので一安心です。ただ当然のことながら、せねばならない作業は残っています。またしばらく忙しくなりそうな気配です。

 とはいえ草稿提出前のような慌しさにはならずにすむと思います。ほどほどに集中して8月中には完成させたいところです。今度は校正の人にも十分な時間をとってもらえるように配慮するつもりです。

 大学に行くバスのなかで中国語コースの友人に会いました。ひさびさに話したところ、その友人も通訳理論の論文を作成中で、中英と日英の差こそあるものの、共通項のあるテーマを扱っていることがわかり、情報交換ができました。

 図書館に取り寄せを依頼していた文献が届いたので受け取りに行く途中だとのことでした。参考までにその本を見せてもらうと私の論文に関連のありそうな論文が数本掲載されていたので、その場で借りてコピーをとらせてもらいました。私がコピーをとっている間、友人は私の草稿に目を通していました。

 そんなふうに、今日は幸運な日のはずだったのですが、たった今、フラットメイトのアナが私の部屋をノックしました。キッチンで私の皿を割ったそうです。いつも朝食に使っていた皿です。私の食器はひととおり同じデザインで揃え、いずれ日本にも持って帰るつもりだったので、とても残念です。

 新しいものを買おうかと言ってはくれたのですが、ここに住むのはあとひと月です。今から荷物は増やさないほうが賢明でしょう。アナにはいつもいろいろと細かい気を使ってもらっているので、腹も立ちません。

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08/08/2006

撮影

 今日はコース紹介のビデオの撮影がありました。撮影の段取りはあらかじめ知らされていました。そのなかで同時通訳の授業風景を再現して撮影するという場面があり、一度授業で使った教材を使うということになっていたので、実は昨晩復習していました。ところが今日、現場に到着すると、予定が変更になっており、結局インタビューだけが使われることになりました。

 私が撮影してもらったのは、教職員と大学院生のための食堂の、教職員専用スペースのソファでした。先生方とご一緒していただけるときはここを使用することもあります。

 撮影の結果はそれほど満足のいくものではありませんでした。最近、人前で話す機会がなかったので、声の出し方やペースもよくなかったように思えますし、内容的にもいわなくてもいいことを言ってしまったような気がします。

 今日撮影したすべての映像が採用になるのかどうかはわかりませんが、完成した作品は、バース大学のサイトで視聴可能になるようです。

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08/07/2006

不意の空隙

 論文の草稿を提出してから、もう一週間になります。提出前は、せねばならない作業が大量にあって、それでもなんとかかたちにするために簡略化できる部分は極力簡略にし、必要な作業もあとまわしにしていたはずでした。

 今はそうした作業を進めつつ、指導教官の先生からのコメントを待てばいいのですが、すっかり弛緩した生活を送っています。かといって、もともと延々とただ遊び続けるというのが苦手な性質で、不意に訪れた希薄な時間をややもてあまし気味です。

 これからずっとこういう時間が続くのなら、なにか新しいことでも始めるのですが、明日にもコメントが返ってくるかもしれず、そうなるとまた論文のほうに注力せねばならないので、予定だけは空けておく必要があります。結局は、論文執筆に必要な作業を今からやっておくのが一番いいのでしょう。

 実は今、コース修了後のことを考えています。寮にいられるのは9月18日までです。それまでには論文を提出してしまうつもりです。そのあと、日本にすぐ帰るよりはもうしばらくイギリスに残ろうかどうか迷っているのです。

 このまま日本に帰ってしまえば、もう二度とイギリスに住む機会はありません。せっかくビザが2月末まであるので、引っ越してロンドンに住むのもいいように思えます。しかしロンドンに行っても、漠然とした空白の時間をもてあまし、ただパブに通うだけになってしまいかねません。残るとなると部屋探しや引越しの準備など、面倒な仕事も増えてしまいいます。

 そろそろ結論を出さねばなりません。

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08/06/2006

夏の庭

 すべての学生が寮に住んでいるわけではなく、民間のフラットなどを借りて住む人もいます。通学にはやや不便になりがちな反面、大学の寮よりは設備も上等なので、暮らしはなかなか快適なようです。昨日は、そんな友人のひとりが庭でパーティーをするというので、お邪魔してきました。

 本当はバーベキューにしたかったのですが、道具がそろいませんでした。少し前までは、スーパーにも使い捨てのバーベキューセットがたくさん売っていたのです。大型のホームセンターにも行ってみたのですが、簡易コンロは品切れで、バーベキュー用のスタンドはすでに割引で売りに出されていました。イギリスの夏は、すでに半分去りかけているようです。

 気温は低くなく、湿度も高かったわりには、外に座っていて苦しくなるほどの暑さではありませんでした。雲の量のせいか、夜の8時ごろまで、空の色にも光の加減にもほとんど変化がなく、地球の自転が止まってしまったかのように感じられました。

 イギリスのエールのほかにベルギーのエールも用意して行きました。一口飲んだ瞬間、ブリュッセルの街角の記憶が喉の奥によみがえりました。

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08/04/2006

利上げ

 夜、出かける用事があったので、早目の夕食を準備していると、キッチンでイリに話しかけられました。ほんの数時間前にECBとイングランド銀行がそれぞれ金利の引き上げを発表し、その瞬間から、対ドルポンドレートが急騰しているというのです。イリは金融を専攻しており、常時、金融市場の状況を観察しています。

 昨日、キッチンを片付けたところだったということと、今後の展望について話を聴きたいということがあり、一緒に食事をしました。もう少しポンドを用意したほうがいいか考えている矢先のことで、両替のタイミングは重要なのです。

 そのあとパブ2件で飲みひさしぶりにクラブに行きました。先生方には今年の学生はまとまりはいいけれど、遊びすぎではないかというお言葉を頂いていて、確かに勉強以外のことにも力を入れていた節は無きにしも非ずで、否定の仕様もありません。

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08/03/2006

最終通告

 実はキッチンで食事をしないようにしています。テーブルが壊れかけていたし、椅子も人数分なかったし、もともとキッチンが食事をする雰囲気ではなかったということもあります。けれども私の部屋は、キッチンから離れていて、いちいち食事を運ぶのが面倒なので、できればキッチンで食事をしたかったのです。

 それをあきらめてしまった理由は、あまりにもキッチンが汚いからです。自分の食器は、専用にしているので問題ないのですが、鍋やフライパンなどは料理をする前に必ず洗います。テーブルの上にもいつも洗っていない食器やまな板、乾物、その他のものが散乱しているうえ、細かい食材の破片や虫の死骸などが散らかっているので、いちいち掃除をしない限り、そこで食事はできないのです。

 初期には、そういう状態を改めさせようとささやかな努力をしたこともあったのですが、その度に自分の無力を思い知らされました。そして、そういう状態のほうが快いと感じる人々と暮らす以上、その状態を文化として受け入れようと決めたわけです。

 自分とは違う生き方をする人々を野蛮のひとことで切り捨てる態度に対する反省こそが、近代の文化人類学の方法論の根底をなす動機であったはずです。

 ところが最初にグローバリゼーションの基盤形成に成功したのが、アメリカではなく大英帝国であったという歴史上の事実をすっかり失念していたのは不覚としか言いようがありません。寮の管理人は、今まで何度となく、我々のキッチンの現状について苦言を呈してきました。

 今朝、管理人がやってきてフラットメイトをキッチンに集めました。そのとき、フラットにいたのはアナ、イリ、私の三人でした。そして、キッチンの使用状況について、極めて厳重な警告を発したのです。

 今まで再三に渡り、このキッチンの状況について警告を発してきた。ところが現状にはなんの改善も見られない。これは清掃担当者に対する侮辱に他ならない。私が清掃担当者なら、少なくともそう受け止める。この状態が明日の朝まで続くようなら、この清掃担当者はこのキッチンの清掃義務を放棄する。さらにまだ改善が見られないようなら、罰金を科す。私は、本気だ。言ったことは必ず実行する。

 管理人はふだん笑顔なのですが、ことの深刻さを演出するため、両腕を腰に当て、眉間にしわを寄せ、演説めいた口調で語りました。次第に顔色が赤らむ様子は、怒気に満ちた語調を使ううち、本当に怒りの感情がわいてくるようでした。

 ちなみに私は、洗い物や食べ残しを放置することも、買い置きの食料を散乱させることもありません。異文化を容認することと、感化されることはまったく別のことです。彼らの母親にならないからといって、同胞になるわけではないのです。

 管理人が踵を返したのとほぼ同時に、私のものは何もない、という意味のことを言ったところ、管理人は再びこちらに顔を向け、こう言いました。これは全員の責任だ。現状が改善されない限り、罰金は全員に科す。私の言うことが理解できるか。

 現状の主要因は、つきつめればひとりに帰することのできるものなのです。けれども問題の男は今日は帰ってこないようです。

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08/02/2006

 文章力を向上させようとすれば、しかるべき目的のもとで、読者対象の明確な文章を書き、さらにそれを推敲することが必要だと思います。こんなふうに日記を書くことは、なにも書かないよりはましかもしれませんが、日記というのは目的も読者もあいまいなままかかれるものですし、同じ日の日記を書きなおす人はいないでしょう。

 文章とは、客観的な目にさらされ、書き直しの必要性を自覚する過程で質を向上させていくものだと思います。おそらくその過程で、立場を異にする他者に対して効率的に伝達内容を伝える技術と、言葉の自律的な作用で思考を構築し前進させていく力が鍛えられるのだと思います。

 そういう意味では、私にとって、論文を英語で書くというのは非常に有意義なことだと思われます。今、ようやく草稿が仕上がったところなので、今後、どの程度書き直せるかは自分でも楽しみです。これだけの長文を英語で書くのは初めての経験です。

 一方、最近、読み書きにかまけて、自分の英語の発音に無自覚になっていたことに気づきました。フラットメイトには、日本人こそいないものの、英語を母語とする人もひとりもいないのです。そのせいでますます英語らしい音に対するこだわりを維持しづらくなっていたのかもしれません。

 昨日、電話で英語を話していて、ふと自分の声がすごく聴きづらいのではないかということに思い当たりました。

 考えてみれば、日本にいた頃は、ふだんまったく英語を使うことのない環境だったため、自分の英語が実際に通用するものなのかどうかということに対して常に危機感を持っていたような気がします。ただ英語の環境に暮らしているからといって、それだけでは解決されない問題は多くあります。

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08/01/2006

洗濯の自由

 イギリスの20ペンスのコインは7角形をしています。このコイン、この寮で生活する上ではかなり重要なものです。というのもコインランドリーが1ポンドと20ペンスの2種類のコインしか使えないからです。

 洗濯は1回1.4ポンドかかります。20ペンスを7枚入れてもいいのでしょうが、ふつうは1ポンド1枚と20ペンスを2枚入れます。さらに乾燥機が20分で20ペンスなのですが、それでは十分に乾かないので、20ペンスを2枚使います。すると1回洗濯するだけで20ペンスのコインが4枚必要なのです。

 常時4枚の20ペンスを確保しておかないと、したいときに洗濯ができないことになります。一度、ランドリーで知らない学生から両替を頼まれ、50ペンスのコインを渡されました。20ペンスが2枚あれば、お釣りはいらないといわれました。実際、1ポンドの両替を頼まれ、20ペンスを5枚渡すとなるとなぜかひどい損をしたような気持ちになります。

 買い物といっても、スーパーではたいていデビッド・カードで支払いを済ませてしまうので、そうなるとますます20ペンスをもらう機会がなくなります。先日、スーパーに行ったときお釣りの両替を頼むつもりでわざわざ現金で支払ったのですが、レジには十分な小銭がないといって断られました。カスタマー・サービスのカウンターで両替してもらえましたが。

 昨日は郵便局のお釣りを両替してもらいました。ここは快く両替してもらえました。

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