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11/30/2005

比較分析

 同時通訳の授業では、それぞれの生徒が一台ずつパソコンを使います。教材は、サーバーに置かれたファイルを先生の指示に従ってダウンロードし再生します。生徒は各自の通訳を自分のパソコンで録音することができます。

 明日の同通の授業のための宿題は、前回の授業で使用した教材を復習し、各自で練習してくるというものです。そのために教材ファイルだけではなく、クラスの全員のファイルがウェブ上に掲載されていました。

 クラスメート全員のファイルをダウンロードして聴いていると、みなそれぞれの持ち味があるので思わず聞き入ってしまい、時間が過ぎるのを忘れてしまいます。

 日本語がネイティブの人のパフォーマンスは、多少の差こそあるものの、多くの場合、どんぐりの背比べです。けれども英語ネイティブの人のパフォーマンスはなかなか興味深い分析対象になります。

 とても日本語のできる英語ネイティブの話者が、自分と同じ内容の日本語を英語に変換しようとしてもがいている様子は非常に興味深いものです。こういう比較対象を得る機会は他ではなかなか得られないと思います。ディクテーションして、自分の英語とつき合わせ細かく比較してみると面白いと思うのですが、なかなか時間がありません。これは冬休みの課題になるかもしれません。

 ファイルは6分程のものが2種類ずつあります。なぜか3種類ある人がいる一方、まったくファイルのない人もいるのですが、17人の生徒それぞれにつき2種類ずつのファイルがあるとすると、それをすべて聴くためには6分の34倍で3時間以上かかることになります。

 ときどき通訳のパフォーマンスを録音して提出する課題があります。人に聞かせるつもりで録音すると漠然と練習するよりも気が引き締まるので、とてもいい訓練になります。けれども教える側の立場に立つと、全員の録音を聞いて、評価を下すのは大変だと思います。

 中国語コースの生徒は日本語コースの1.5倍いるので、そちらの先生の労力は大変なものでしょう。

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波乗り

 実力の不足と一言で片付けるのは、一見したところ潔い態度ですが、それはいたずらに落ち込むよりは幾分ましであるだけで、実のところ単なる怠慢に過ぎず、状況改善のためにはなんの解決にもなりません。

 午前中のリエゾンの授業で行った通訳は散々でした。それなりに準備はしていたし、緊張もしていませんでした。

 むしろ問題なのは、緊張感の欠如です。まったく緊張せずに通訳をこなせるほどの実力があるわけではないので、交感神経を活性化しアドレナリンの分泌量を増やして言語中枢を先鋭化させることが必要なのです。

 授業の後、自分の通訳が録画されたビデオを見てみました。表面的な言葉に限って言えば、大まかなところは押さえられていたように思われます。ただ話の本筋とはあまり関係のない部分で取り上げられたひとつの数字を、なんのためにとりあげられたものなのかを理解しきれず、そこから解釈のゆらぎが生じ、双方の発言をうまく通じさせることができなくなり、議事の進行を大幅に妨げてしまいました。

 リエゾンの場合、話者は目の前にいるわけですから、疑問点がある場合、発言の意図を本人に確認することができます。しかし今日の場合、自分がつまずいた原因をその場で分析することすらできませんでした。

 本質的でないはずの枝葉を枝葉として捉えられなかったということは、話の流れにうまく乗っていなかったということです。

 どうも通訳というのは波乗りのようなところがあって、うまく波に乗れれば多少のつまずきもものとせずに進行していけるのですが、この波をつかめないと聞こえてくる言葉を、ただ右から左に左から右にとちぎり投げするばかりで、肝心の内容が十分に伝わらないということになるようです。

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11/28/2005

翻訳の点数

 翻訳の授業は週に一度、毎週月曜の午前中で、交互に英日と日英の授業が行われます。通訳の場合と同様、英日の場合は日本人の先生、日英の場合はイギリス人の先生に教わります。

 授業のたびに課題を与えられます。提出期限は毎週木曜日の夜12時です。翻訳の場合は、いつもA4一枚で、たいしたことはないのですが、それなりに力を持った人たちがじっくりと時間をかけて取り組むので、自分だけ貧弱な答案を提出してしまうわけにはいかず慎重になります。取りかかればすぐにできてしまうのですが、たいてい木曜まで手元において推敲します。

 結果は、講評とともに百点満点で採点され、次の授業で返却されます。自分では完璧なつもりで提出しても、期待したほどの点数はつきません。英日の場合はそれなりに納得のいく点数をもらえるのですが、日英のほうはさっぱりです。

 これだけ時間をかけても完璧な英語を組み立てることができないのですから、通訳の場合にそれよりも高品質な英語を使えるはずがありません。

 高得点を取るのが目的で翻訳をするわけではありませんし、点数の基準もよく分からない部分があります。たとえば54点と58点の答案の4点分の差というのはいったいどこから生まれてくるのか、私にはよく分かりません。

けれども点数に一喜一憂するのが学生生活のひとつの醍醐味なのかもしれないし、少なくとも54点と64点のあいだにははっきりとした水準の差があるようです。そこにルールがある以上、徹底的に没頭しプレイに熱中したほうが得るものは大きそうです。

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クリスマス・マーケット

 どうしても髪を切りたかったので町に出ました。いろいろな店を試してみるつもりで、先回とは別の店に行きました。またドライカットになりそうだったのですが、今度は髪を洗ってもらいました。

 語末がooで終わる単語は、最後にアクセントが来るので、bambooshampookangarooのアクセントは後ろになります。それはわかっていたはずなのに、shampooのアクセントを前にして発音してしまいました。けれども聞き返されることもなく、頭を洗ってもらえました。こんなことが1日に何度もあります。

 前の店よりはサービスはよかったのですが、やはり日本で行きつけていた店と比べるとぞんざいな感じです。値段も高いので、次回その店に行くかどうかはわかりません。

 バースの町は本当に小さくて、歩いているとしょっちゅう知り合いに会います。今日も歩き回っているうちに知り合い二人に遭遇しました。ひとりになりたい人にはきわめて不便な環境です。でもいくら小さいとはいえ、寮の部屋にいるよりは外を歩いていたほうが楽しいです。

 バースの大聖堂前の広場に物置のような小屋がいくつも建っていました。なにかと思い観察してみると、小屋の壁に張り紙がありました。どうやらバースのクリスマス・マーケットの準備のようです。

 クリスマス・マーケットに期間は来月1日から11日です。クリスマスの2週間前には終わってしまうのです。そういえば金曜日から町のイルミネーションも始まりました。クリスマス関連商品自体は、10月から売っています。

 ヨーロッパのクリスマスは初めてなので、これからなにが起こるのか楽しみです。また町歩きの時間が増えそうです。

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11/26/2005

製氷権

 ひさしぶりにスーパーマーケットに行きました。前回は119日だったので、2週間半ぶりです。

 もともとスーパーマーケットは好きです。特にこの国ではまだまだ見慣れないものがたくさんあるので、ひとつひとつ観察しているとあっという間に時間がたってしまいます。ですから一度買い物に出ると、けっこうな時間を費やします。

 最初のうちは、すべてが勉強だと思っていたのですが、さすがに最近は、時間の使い方を考えねばいけなくなってきて、スーパーに行く回数を減らすことにしました。

 今月の初めまでは、かなり頻繁に買い物に行っていたので、買い置きの食料も増えてきていました。さすがにパンや卵などは切れてしまうのですが、最低限のものはキャンパス内のコンビニに売っています。ふだん昼食以外はあまり外食しないのですが、これでどうにかなります。

 すぐに食べねばならないもの、多少は日もちのするもの、保存の利く冷凍食品や缶詰などを組み合わせて買います。問題は保管場所です。冷蔵庫は共用なので、あまり占有してしまうわけにもいきません。野菜などを買うときには、その大きさも考慮せねばなりません。

 買い物に出る前には、冷蔵庫と冷凍庫の空き具合も確認していきます。最近は、フラットメイトも譲り合うようになってきて、それなりに余裕があります。乾物などキッチンにおく必要のないものは、自分の部屋においているものもあります。

 イギリスに来てからまったくウィスキーを飲んでいないことに気づき、今日はスコッチを買いました。ロックにしろ、水割りにしろ、スコッチを飲むときには氷が不可欠ですが、氷を必要とする飲み物を飲むのは、このフラットには私だけのようです。

 どうやら製氷室まで食料の保存に使いたい人がいるようで、私が入れておいた製氷器は冷凍庫の外に出されていました。なんとか氷を常に用意できる環境を確保せねばなりません。

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11/25/2005

白い街

 この街は日が暮れるのがとても早いです。4時ごろにはもう暗くなり始め、5時になると街はすっかり薄闇に包まれます。

 昼間でも霧が出ると街中が真っ白になります。霞のかかった風景のなかを歩くのはとても幻想的ですが、健康のためにはどうなのでしょう。

 また周りに風邪をひいた人が増え始めています。咳をしている人が多いです。どうもこの国は喉を痛めやすいような気がします。昨日は、うがい薬を買ってきました。

 フラットメイトのひとりも喉を痛めていたので、うがい薬があるよ、と言ったのですが、自分はいつも塩でうがいをすると言っていました。

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11/23/2005

レモネード

 キッチンで簡単な夕食の準備をしていると、ロシア人のアナが入ってきて、ドアの前にはっているものに気づいたかと訊きました。帰ってきて、自分の部屋よりも先にキッチンに立ち寄った様子でした。

 なんのことかわからなかったので、インド人のアーヴィンも合わせて3人でフラットのドアの前まで行きました。

 ドアには風邪薬と絵葉書のようなものが貼り付けてありました。

 絵葉書はシュールレアリスム風のパステル画です。アーヴィンは、いいデザインだなどといって微笑んでいます。

誰か風邪をひいたのかな。私はそういいながら、絵葉書をドアから引き剥がしました。 そこにはドイツ人のクラスメートから私へのメッセージがありました。

 ロンドンから帰ってきて以来、喉をやられてしまったようです。別にひどい風邪ではないのですが咳が出ます。頭痛や発熱なら我慢していれば隠せるのですが、咳をすると本人はそれほど苦しくなくとも目立ちます。特に通訳の演習では、喉を使うので余計に咳きこみます。それでクラスメートを心配させたようです。

 昨日あたりから喉の様子がおかしかったのですが、今日は特に咳がひどく、ちょうど自分でもそろそろ咳止めを飲まねばと思っていた矢先でした。

 もらったのはお湯に溶かして飲むレモン味の薬です。さっそくお気に入りのマグカップで飲みながらこの文章を書いています。

 今日のリエゾンの授業には、神戸女学院大学院の松縄先生と長尾先生が視察にいらっしゃいました。長尾先生とは共通の知人がいて以前からお名前はお聞きしていたので、私のほうからご挨拶させていただきました。

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11/22/2005

リレー

 午後は、同通ブースのあるラボを使って勉強会がありました。

 教材は去年の模擬会議のテープを使いました。模擬会議には、日本語、英語のほか、中国語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、イタリア語などの参加者も出席します。当然、テープにはそれらの言語の発言も収録されています。

 われわれの多くは日本語と英語しかできないので、他言語の発言の時にはおとなしく黙っているしかないのですが、ちょうどタイミングよく中国語コースの台湾人学生が紛れこんできました。

 声をかけてみたところ、時間があるということだったので、中英の通訳をお願いすることにしました。そうするとわれわれは、彼の訳した英語を日本語にリレー通訳することが出来るわけです。

 元の中国語はテープの吹込みだったとはいえ、リレー通訳は初めての経験でした。飛び入りの彼は何の準備もしていなかったので、もしかしたらかなり情報を落としていたかもしれません。その分、英日は楽でした。

 模擬会議の始まりは来月ですが、それまでに機材の使用等に慣れておきたかったので、ちょうどいい機会でした。来週も同じ要領で勉強会をおこなう予定です。

 幸い、今年の日本語コースには、ドイツ語、フランス語が第一言語の学生がいます。彼女らに参加してもらえば、もっと多様なリレー通訳の練習が出来るかもしれません。あるいはヨーロッパ言語コースの学生に声をかけて合同で練習するほうが合理的かつ実践的かもしれません。

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11/21/2005

冬天来了

 日に日に冷え込んできます。とりわけ朝晩の冷え込みはこたえます。

 私は寒さには弱いので、部屋は暖かめにしてほしいのですが、寮の暖房はセントラル・ヒーティングで思うように調整できません。

去年、バースに留学していた方から小型のセラミック・ヒーターを譲ってもらったのですが、先日、電気ポットと同時に使用したところ、ブレーカーが落ちてしまいました。

昨日乗ったロンドンからの帰りの電車は、ひどい冷え込みようでした。最初はコートを脱いで網棚に載せておいたのですが、途中から着こみました。周りの人もほとんど上着を着たまま席に座っていました。イギリスの電車は寒いのでしょうか。

私自身が十分に防寒対策をしていなかったせいもあるのでしょうが、車内は本当に寒くて、そのうち新聞を読むのにも集中できなくなりました。暖房が壊れているのかと思うくらいでした。

駅に着き、外に出ると冷蔵庫のなかに入ったような寒さでした。

駅前からはバスで帰るつもりだったのですが、停留所で待っているととたんに体の心まで冷えて、震えが止まらなくなりました。

このままでは間違いなく風邪をひいてしまいます。あわてて走りました。駅から寮までは歩けば十五分ほどの距離です。

走っているうちに体も温まり、なんとか風邪はひかずにすんだようです。フラットメイトの話によると、気温は氷点下だったそうです。

冷蔵庫と思ったのは勘違いで、正しくは冷凍庫だったようです。

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11/20/2005

テムズのほとり

 大学のOB会は、テムズ川に浮かんだ船のなかのレストランで行われました。約120名が集まったのですが、知り合いはひとりもいなかったようです。けれども不思議なことに会場の雰囲気は紛れもなくかつての母校の雰囲気でした。

 ひさびさに社会人の集まりに加わり、すっかり自分が学生気分になっていたことに気づきました。テーブルは卒業年代ごとに分けられていて、一緒に座ったのは同年代の人たちだったはずなので焦りを感じました。現在、LSEで教えている人までいました。

 忘れるわけにはいかないなにかを再確認できた気がします。たまにこういう席に出ると刺激になります。

 今日はロンドン観光をしました。バンクから歩き始め、イングランド銀行からギルドホールを通り、セント・ポール大聖堂を訪問しました。

 内部の階段は530段、ドームの頂上の尖塔の付け根まで登ることができます。ドームの下端に達しただけでもめまいを感じ、息切れもしていたので引き返そうかと思ったのですが、もう二度とここには来ることはない気がして、頂上まで上ることにしました。

 ドーム内部の鉄製の階段は、幅が狭いだけでなく、重量を減らすためか、踏み板が網目状になっていて、とても心細いつくりです。上を見ても下を見ても目がくらみそうなので、とにかくひとつ次の階段しか見ないようにして登りました。ドームの頂上からはロンドン上空に行き交う飛行機雲がよく見えました。

 今日の一番の目的はテート・モダンでした。セント・ポール大聖堂とテート・モダンはミレニアム・ブリッジで接続されています。

 テート・モダンに行く前にセント・ポール大聖堂を訪問したのは正解でした。順番を逆にしていたら、たぶん大聖堂の頂上まで登る気力はなかったと思います。

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11/18/2005

謝罪

 気がついたらカード・ホルダがなくなっていました。

 学生証、寮の鍵のほか、クレジット・カード、キャッシュ・カードなどすべてのカードがそこに入っていたので困りました。一枚一枚のカードをすべて再発行する手間を想像しただけで気が滅入ります。

 心当たりの場所を探したあと、遺失物係に行ったところ、見つかりました。誰かが見つけて届けてくれたようです。今まで、カード・ホルダを落としたことなどないので、驚きました。

 それはともかく、昨日の翻訳ソフトの説明会に出席し損ねた件で、担当の先生に謝りました。授業があったので、ついでに謝ったのですが、どうやら謝意が伝わらなかったようです。非常に険悪な雰囲気になり、さんざん悪態をつかれてしまいました。

どうやら笑顔が気に食わなかったようです。反省の意思がないとみなされたようです。大変なことになりました。この先どうなることが心配です。

 明日の夕方は、日本で卒業した大学のOB会でロンドンに行きます。一泊して、あさっての夜、バースに戻ります。

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11/16/2005

不覚

 寒気が強まり、一段と冬が迫ってきた感じがします。例年なら12月から着始める服を着ています。マフラーをしている人も多くなってきました。

 今週から、時間割が変更になりました。今まで水曜の午前中にあった逐次通訳の授業が今後は火曜の午後になるのです。これは学期の初めに聞いていたことなので、間違えないように気をつけていました。ただし今週の分は、月曜のゲスト・スピーカーの通訳と振替です。

 私の頭に入っていたのはここまででした。

 てっきり水曜の午前中はあいていると思い、午前中は自分の部屋で翻訳の課題にとりかかっていました。キャンパスに到着したのは昼食時です。ちょうどクラスメートが何人か並んで歩いているのが見えました。水曜の午前中に授業があるグループはないはずなので、ちょっと変な感じがしました。

 ひと言ふた言ことばを交わしてみると、自分が失敗したことに気づきました。今日は、大学のコンピューターで使える翻訳支援ソフトの説明会があったのです。主催者は日本語コースの主任の先生です。

 夕方、Eメールをチェックしてみると、コース主任の先生から怒りのメールが来ていました。よりによってなぜ自分の生徒が出てこないのか、明日、詫びを入れにくるように、とのことです。

 今日の説明会に参加しなかったのは、私を含めて4人いました。うち3名は今週から時間割が変更になったグループです。みんなスケジュール管理が苦手なようです。

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模擬会議

 12月からカリキュラムの一環として模擬会議が行われます。

 この会議は、日本語コースだけでなく、中国語、ヨーロッパ言語との合同で行われ、国際会議を想定した設定で行われます。

 通訳はもちろん同時通訳です。会議の参加者の役割も学生が担当するのですが、いろいろな言語の学生がいるので、リレー通訳も導入されます。

 たとえばロシア語の発言者が発言する場合、ロシア語のできる学生がそれを英語に通訳し、日本語、中国語などの学生は、その英語を自分たちの言語に通訳するのです。

 逆に日本語の発言は、日本語の通訳が担当します。ほかの言語の担当者は、われわれの英語をそれぞれの言語に通訳します。日本語担当の通訳の制度が悪いと日本語の発言はうまくほかの言語に変換されません。

 多言語の通訳コースを設置している大学ならではのプログラムで、今から楽しみです。

 今日は、模擬会議の説明会と予行演習がありました。実際に模擬会議の授業が行われるのは3週間先なのですが、今から準備していくようです。初めて通訳ブースに入って生の同時通訳をしました。予想以上に興奮しました。こういう高揚感は、翻訳では味わえません。

 動物の権利。エネルギー問題。麻薬問題。売春婦問題。死刑廃止問題。ヒト胚性幹細胞。テロリズム。これらの話題を順にこなしつつ、模擬会議は12月から5月の初旬まで続きます。

 今日の午前中は、中国語コースの学生をロールプレーヤーに招いてリエゾンの授業がありました。これもまた新鮮な体験でした。

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11/14/2005

ライブ・スピーカー

 ふだん、逐次と同時の通訳の授業は、録音済みの教材を使って進められます。けれども今日は特別授業があり、外部からお招きした講師の方のお話を通訳させていただきました。

 お話していただいたのは、某日系家電企業の販売部門の役員の方です。生徒全員が少しずつ通訳をしたので、一人当たりの持ち時間は十分もありませんでしたが、きわめて実践的な訓練で勉強になりました。

 大学院の授業ということで、講師の方にはやや短めに話を区切っていただいたり、場合によっては、お話を繰り返していただいたりという場面もありました。

 私の出番は、約二時間の授業の最後だったので、はじめから最後までメモを取り続けていたため、授業終了後はかなりの疲労を感じました。

そのあとは明日のリエゾンに備えて、勉強会がありました。これだけ一日中、通訳・翻訳の勉強に集中するためには、やはり学生の身分が必要です。

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百物語

 日中は、洗濯などの雑用をして、比較的ゆっくり過ごせました。

 夕方、軽い食事をとるためにキッチンに行くと、インド人のアーヴィンが中国人のスーザンにインドの伝統的な結婚のしきたりについて解説していました。

いつも一番手間ひまかけて料理するはずの私がごく簡単に食事を済まそうとしているのを見て、スーザンがいぶかしげな表情をしていました。

 今夜はパーティーがあるんだ。といったところ、あなたのコースはそんなに暇なの、と言われてしまいました。たぶん毎晩のように酒を飲みに行っているのが不思議だったのでしょう。

 私としてはそれなりにスケジュールを組んで勉強はしているつもりなのですが、この一週間はよく飲みに行っていたことは事実なので、特に言い訳はしませんでした。

 ハロウィーン・パーティーのつもりだった百物語の集まりが主催者のアナの事情で、今日になりました。

 メインはドイツ人のアナが脚本を書いた寸劇でした。アナは日英通訳・翻訳コースのクラスメートなのです。日本語もドイツ語も母語ではないのに、どちらもよくできます。劇は、平家物語の一説から着想を得たもので、脚本は英語で書かれています。四人の役者のうち、日本人は一人もいません。

 私は未発表の自作を朗読しました。ごく短い作品なのですが、それでも全部読むと長すぎるので、後半部分だけです。

 もともと日英通訳・翻訳コースの集まりのつもりだったので、日本語を朗読してもかまわないと思っていたのですが、集まったメンバーはさまざまで、半数くらいは日本語が通じない人たちになってしまいました。

 幸い、コースには優秀な通訳志望者がたくさんいるので、急遽、三人のクラスメートに通訳を頼みました。もちろん文芸作品の朗読の通訳など、誰もやったことはないはずなのですが、さすがにみなさん、なかなかの通訳ぶりでした。

 まさしく私たちのコースにふさわしいパーティーでした。

明日からまた高密度な毎日が待っています。でも五週間耐え抜けば、また休暇です。

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11/12/2005

古城にかかる虹

 ウェールズの首都カーディフまで足を伸ばしました。

 ケルト族の文化伝統を引き継ぐウェールズには独自のウェールズ語が残っています。ウェールズ語しか話せない人がどのくらいいるのかはわかりませんが、駅構内の案内や町の標識はウェールズ語と英語の二ヶ国語で書かれています。

 バースからカーディフまでは電車で約一時間なのですが、まったく理解できない言語の標識を眺めていると、イングランドとは一味違う異国情緒に浸ることができます。

 2000年近く前に基礎が築かれたといわれるカーディフ城の庭には、孔雀が放し飼いになっていました。私がカーディフ城に到着したのは、午後の早い時間の雨上がりでした。堅牢さを醸しながらもどこか親しみのある城の背後からは、鮮やかな虹が青空のなかに見事な弧を描き出していました。ヨーロッパの古城を訪問したのは初めてでしたが、ファンタジー文学のラストシーンさながらの景観を自分の身で味わうことができたことは得がたい経験でした。

 カーディフの町はバースよりも規模が大きく住みやすそうでした。

 今回、カーディフを訪れた目的は、大学の翻訳の先生のお宅訪問です。クラスメートの三分の二ほどが、イングリッシュ・ティーのご招待に預かりました。とても食べきれないほどのお菓子とお茶で迎えていただきました。これだけのお菓子を手作りするのは大変な手間だったことと思います。

 ここでの生活に慣れたせいか、最近、バースを離れるのが楽しみになってきました。

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11/10/2005

 しばらく買い置きの食料ばかり食べていたので、さすがに食べ物がなくなってきました。正確に言えばキッチンに食べ物はあるのですが、自分の食料ではないので勝手に食べるわけには行きません。一声かければ食べるなとは言われないとは思いますが。

 今日は思い切り買い物をしました。巨大なカートを押しながらほしいものをなんでも買ってしまい、帰りの荷物はスーパーの袋三つ分になりました。

 これで少なくとも一週間くらいは買い物をせずに済ませられそうです。スーパーは好きなうえに、まだまだ見慣れないものがたくさん売っているので、一度買い物に出るとあっという間に時間が過ぎてしまいます。これからは少し買い物の回数を減らすつもりです。

 ちなみに今日の一番の収穫は、日本酒でした。先日、ロンドンに行ったときに買おうかどうか迷った末に買わなかったのですが、結局、今日買ってしまいました。他の酒類に混じって、棚の上のほうに屹立するそいつは、あたかもぼくがそこに辿り着くのを百年も前から待ち続けていたような面持ちでした。

 飲むぶんには、ビールでもエールでも、ワインでもスコッチでも、なんでもかまわないのですが、やはり和風の料理を作るときには、どうしても日本酒が必要な場合があります。

 けれども今日は特に和食らしいものを作りませんでした。キッチンに備え付けのオーブンで、ポークと野菜を焼いてみました。

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11/08/2005

パブめぐり

 リーディング・ウィークというのは読書週間のはずなのですが、人によっては飲酒習慣になってしまっています。

 今、居心地のいいパブを探しています。行きつけのパブが必要です。特に約束をしなくても週末そこに行けば誰かがいる。そんな場所があればいいと思います。

 今日、クラスメートのひとりがクラスの全員にEメールを送り、一緒にパブを探す仲間を募ったのですが、集まったのは二人だけでした。昨日も飲みに行ったところで、具合の悪いことに雨まで降っていました。二人で街中を歩くことになりました。

 あるバプの前で知人に遭遇しました。ペチュラという中国語コースのイギリス人です。

 そのパブでは中国語コースのパーティーが開かれており、中国人がたくさんいました。ちょうどペチュラの誕生日だったようです。おもいがけず、楽しいひと時を過ごすことができました。

 明日はまた別のパブに行ってみます。

Now, we are in Reading Week, but it may be a drinking week for some of us.

I am looking for a nice pub. We need our favourite haunt. If we had such a pub, we could find some friends on weekend without any appointment. Wouldn’t it be nice?

One of my classmates sent an email to find someone who can drink together. However no one but I and she came. We had a party just last night. What made the matter worse, it was raining. She and I were walking around the city centre.

In front of a pub, a friend of ours popped out. She was Petura, an English student of Chinese stream.

In the pub, there was a party and lots of Chinese stream students were there. It was Petura’s birthday. We spent unexpectedly good time there.

Perhaps, we are going to another pub tomorrow.

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読書週間

 数日来、あちこちで打ち上げられていた花火は、ハロウィーンの一部だと思っていたのですが、それは私の勘違いで、ガイ・フォークスデイのボンファイアはまったく別のお祭りのようです。

 イギリスの生活習慣には今までまったく興味を持っていなかったので、日々、わからないことだらけです。思えばこうしたことは、小学校に入る前に幼稚園で習ったことです。幼稚園で習うことというのは、その国で暮らしていく上で案外重要なことが多いのかもしれません。

 大学のほうは、リーディングウィークという期間に入りました。今学期は11週間あるのですが、ちょうど真ん中の第6週がリーディングウィークなのです。この一週間、主な授業は休講になります。

 この機会にやっておきたいことがたくさんあります。そのうちのひとつが居心地のいいパブを探すことです。

 地元の人たちの通うパブに入り込み、常連客の一人と親しくなれば、次々と話し相手を紹介してもらえます。そこに行けばいつでも知り合いがいるような行きつけのパブを作りたいです。

 勉強は夜9時ごろまでに終え、そのあとパブに行くというのはどうでしょうか。

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11/07/2005

水たまり

 今日は一日中、自分の部屋にいようかと思ったのですが、どうしても出かけねばならない用事を思い出し買い物に出ました。

 明日の授業でカセットテープが必要なのです。授業で使った教材はウェブ上にMP3形式で配布されることになったのですが、同通ブースのあるラボでの録音は、まだカセットテープを使うようです。

 昨夜からの雨で、寮を出てすぐの道の歩道が水没しており、歩くのに難儀しました。

 バースの大聖堂の前の広場では、なにかの式典が行われていました。ハロウィーンと関係があるのかどうかわかりません。

 夜は勉強会がありました。同通の練習です。

 同通の練習は二人一組でやると面白いということに気づきました。ひとりがスクリプトを読み上げ、もう一人が通訳をするわけです。通訳が追いつかない場合、読み手のほうが手綱の具合を調整できます。

 この練習は、ネイティブかそれに近い人と組んできるとさらに効果的です。お互いに表現を吸収できます。単に英語環境で勉強できるというだけでなく、一声かけるだけでこういう訓練ができるのは、まさしくこのコースならではのことです。このコースの人たちは、優秀なだけでなく、みなとても勉強熱心なので、いつもひそかに圧倒されています。

 さらにありがたいことに、今日の勉強会にはまったく日本語のわからないイギリス人が聴き手として参加しくれました。日英通訳の練習だったので、理想的な環境です。彼に理解してもらえれば、とりあえずOKでしょう。

 英日のときには英語のわからない日本人が必要ですが、残念ながらここではそういう人を探すほうが大変です。

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11/06/2005

ランゲージ・フェア

 バースに到着して以来始めて、電車で出かけました。

 ロンドンでランゲージ・フェアという催しがあり、そこに参加するのが目的でした。展示参加者は、主に語学教育に関係する学校、出版社、政府機関などでしたが、通訳、翻訳に関するスピーチなどもあり、バースのクラスメートも何人か参加していた模様です。

 地下鉄のある町に出て、二階建てのバスに乗り、ひさしぶりに普通の町に出てきた感じがしました。やはりバースの街はどこか特殊です。

 バースから出たいという気持ちはなかったはずのですが、外に出てみると、肩から余分な力が抜けたような安堵感を抱きました。

 知り合いばかりの町にいると、気づかないうちに息が詰まってくるのかもしれません。たまには雑踏にまぎれ、自分がどんな顔をしているのかすら忘れてしまったほうがいいのです。

 花火は昨日よりも今日のほうが大掛かりだったようです。ガイ・フォークス・デイというお祭りの400周年らしく、ロンドンでも花火が打ち上げられていたそうですが、私はその様子を見ずに電車でバースに戻ってきました。

 ロンドンからバースへ帰路、いろいろな町で打ち上げられている花火が見えました。

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11/05/2005

花火

 ボランティアの翻訳者の募集がありました。翻訳するのはバース周辺にあるいくつかの公立図書館で使う案内用文書です。たいして量があるわけではなさそうだったので、引き受けることにしました。

 途中、フラットメイトが遊びに来たりして、やや作業が遅れ、3時間ほどかかってしまいました。

 作業が遅れた理由はもうひとつあります。寮の窓から花火が見えたのです。ハロウィーンの企画のようです。建物の陰になって全部は見えませんでしたが、高く上がったものはよく見えました。そのあいだ、かなりの雨が降っていました。

 図書館の案内は、さほど難しいところもなく、大学の課題よりも気楽にこなせました。ひさびさに課題以外の翻訳をしました。やはり翻訳も嫌いではないようです。自分の頭のなかで横の文章が縦になる感覚はなんともいえません。

 おかげで地元の図書館のことが少しわかりました。近所にもひとつあるので、時間のあるときに遊びに行ってみます。

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11/04/2005

ResNet

 バース大学の寮は、全室高速インターネット回線完備ということになっています。ResNetという名称で、その部屋ごとの契約状況に応じて個別に使用可能になります。ウィルス対策ソフトも大学の指定のものがあり、なかなか厳重に管理されている模様です。

 この回線、ときどき動作が不安定になります。この23日は特に様子が変です。

 昨晩はずっとウェブの閲覧ができない状況でした。インターネット無しでつらい課題が出ていたので、今日の授業の準備は大変でした。

 大学の図書館は24時間開いているので、いざとなればそこに行けばなんとかなるのかもしれません。図書館まではかなり急な上り坂を歩いて30分ほどかかります。翌日のことを考えるとなかなか夜中に登山をする気にはなれません。

 大学からもらっているアカウントへのメールは、ウェブメールで確認するようにしています。ところが今日は、そちらの様子が変な感じです。添付ファイルが送れません。

毎週木曜日の夜12時が、翻訳の課題の締め切りです。今週は、ぎりぎりまで課題を手元においていたので、どうしても今晩12時までに送らねばならなかったのです。

試しにふだんメインで使っているメールアドレス宛にテストメールを送ってみたのですが届きません。大学のスタッフへの連絡は、大学のアカウントを使うべしというルールがあるのですが、仕方がないので、ほかのアカウントから課題を提出しました。

 今日は、船便で送った最後の荷物が届きました。これはなぜかキャンパスのメールセンターに届いてしまいました。事務所の人に頼んでみたら、私の住んでいる寮まで転送してもらえました。

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11/01/2005

こんな日も

 そうでないふりをしてやり過ごすことは簡単なことなのですし、たいていの場合はそうします。些細なことに過敏になって苛立ちを抱え込んでいるよりは、なにも気にしていないふりをしていたほうが、うまくいく場合も多いものです。

 とはいうものの、自分にできることと自分のしたいこと、さらに自分がせねばならないことを、かわるがわる手にとって見て目の前にかざし、それぞれが似ても似つかない形をしているように思えるときには、それに気づかないふりをし続けることが著しく困難に思えることもあります。

 できれば今日は一言も英語を話したくない気分だったのですが、それが通用するところがこのコースのいいところでもあり、悪いところでもあります。

 とりあえずなにか具体的な事態が悪化したわけではないので、淡々と目の前のことをこなしていくしかないですね。

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