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07/31/2005

目覚まし時計

 注文していたMP3プレーヤーが届きました。

 留学に備えて新しい電子辞書、パソコン、デジカメ、MP3プレーヤーを購入したことになります。あと変圧器とシェーバーも買う予定です。もともと機械いじりは嫌いではないのですが、その都度、商品研究をし、価格相場を調べ、操作をマスターせねばならないので、さすがにやや食傷気味です。

 MP3プレーヤーはかなり多機能なものを購入したので、いじり甲斐があります。通訳の訓練のために買ったはずなのに、まずはWMA形式に圧縮しCDにまとめておいた音楽ファイルを2000曲分ほど転送してしまいました。

 次に新聞記事を朗読して、ボイス・レコーディングの機能をチェックしてみました。この一週間、ばたばたしていてまったく英語を使っていなかったので、ずいぶん口がなまっていました。

 それから日本で通っている通訳学校のテープをMP3に変換しました。私が購入した機種は、ライン端子がついていて、アナログ音声を直接MP3に変換して記録できるのです。

 実は今通っている学校の試験が93日にあります。この試験に備えて4月からの総復習をせねばならないのです。今まではカセット・テープを次々入れ替えて復習していたのですが、やはりデジタルに変換したほうがずっと整理が楽です。この際、主要なテープはすべて変換してしまうつもりです。

 ところで、私は今、携帯電話を目覚ましとして使っています。ところが、このMP3プレーヤーには、アラーム機能がついているのです。それを知ったとき、イギリスではMP3プレーヤーを目覚ましにしようかと思いました。さっそくあちこちいじくってアラームをセットし、音色や音量を確認しようとしました。

しかし時間になっても、まったく音がなりません。マニュアルを読んで、もう一度設定したのですが、やはりだめです。

 ふと思いついて、イヤホンを耳につけてみると、なかで音楽が鳴っていました。

 どうやらこのアラーム機能というのは、機械が目を覚ます機能のようで、機械に目を覚ましてもらう機能ではないようです。

 この機能は、いったいどういう使い道があるのでしょうか? 電車で眠るときの乗り越し防止策? 世の中の人は私の知らないうちにイヤホンをつけたまま眠るようになったのでしょうか?

 あるいは私には思いもよらない特殊な使い道があるのかもしれません。

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07/30/2005

日本通訳学会

 日本通訳学会関西支部例会をのぞいてきました。

 今まで私は通訳の養成機関で勉強してきたわけですが、通訳関連でこういうアカデミックな場所に顔を出すのは初めてです。

 発表者は二組で、前半はパリ第3大学の通訳養成期間での逐次通訳習得プロセスに関する理論と実践の報告、後半は米ワシントン州での医療通訳の制度と現状に関する報告でした。

 私自身、今回の留学では自分の通訳技術を向上させることが第一の目的ですが、せっかく学位をとるので、アカデミズムの世界でできることにも興味を持っています。渡英に先立ち、通訳研究への理論的なアプローチを垣間見ることができたのは、いい経験になりました。

 学会のあとの懇親会では、ふだんお世話になっている学校とは別の学校で教えておられる先生などともお話しすることができ、こちらも大いに参考になりました。

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07/29/2005

9月8日出発

 ようやく渡英の日程が決まりそうです。

 通例、バース大学の大学院は10月から始まるのですが、私のコースは、非EU圏からの留学生は912日からの準備プログラムへの参加が必須となっているので、11日までにはバースに行かねばなりません。

 航空券は中国国際航空にするつもりです。関空からロンドン、ヒースロー空港まで片道64,000円。8日に出発し、北京に寄り道し2泊します。アムステルダムはまたの機会を待ちます。

 ロンドン着くのは10日の17:50。バスに乗ってバースまで行くと、夜の10時ごろになってしまいます。この時間から、寮の鍵を受け取るのは不可能ではないにしても迷惑な上、自分の寝床を用意するのが大変そうです。10日はロンドンに1泊し、11日の朝からバースに向かうというのが賢明でしょう。

 11日は入寮手続きや身の回りの整理に費やし、12日の朝から授業です。とりあえず食べて寝るだけの環境をつくるなら、それで十分なはずです。始めのうちはそれほど授業も多くないだろうし、生活に必要な手続きは徐々に整えていけばいいでしょう。

 ひとつ問題なのは11日が日曜だということです。寮の事務所は平日しか開いていないのです。留学生用のハンドブックには、時間外でも受付可能らしいことが書かれているので、これはなんとか11日に入寮できるようお願いのメールを書いてみました。日本時間で20時過ぎに送信したところ、わずか30分足らずでOKとの返事がきました。

 あとはホテル、航空券の確保です。これは旅行会社に頼んで手配中です。これから北京での過ごし方、ロンドンからの動き方についても詰めていきます。

 今日は、今まで使っていたパソコンも売却しました。買い取り価格の上限50,900円のところ、46,300円で引き取ってもらえました。さらに同じ店で新しいPCを買ったので、下取り扱いで5000円分のポイントをもらいました。

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07/28/2005

デジタル通訳設備

バース大学はとても留学生に親切な大学で、かなり細かいことまで事前に情報を与えてくれます。英語力さえあれば、留学エージェントにお世話になる必要はなさそうです。

入学が決まった人には留学生用のハンドブックを送ってもらえます。内容はオンラインでも閲覧可能なので、興味のある方はのぞいてみてください。バース大学だけでなく、イギリス留学に関する一般情報も載っています。PDF版もダウンロードできます。

さらに通訳・翻訳コース入学者のための情報も、ときどきメールで送られてきます。昨晩も日英コースの主任からメールが来ました。内容は、オリエンテーション等の日程、イギリスに持っていくべきもののリスト、一般的注意事項でした。

主な持ち物リストは、辞書などの書籍類と機材に分かれています。辞書はたいてい手元にあるもので足りそうですが、問題なのは機材です。

以下に、メールの一部を引用します。英語が鬱陶しい方は読み飛ばしてください。

II. Equipment

As you are expected to do a lot of homework and study on your own, the ability to access certain equipment will make things a little easier.  We recommend that you bring the following items, if possible, in descending order of importance.

  1. If you currently possess your own laptop, it may be more convenient for you to use at home, rather than using the library computers.  Computers with Japanese operating systems can be used on the Bath University Computer Network
  2. The Japanese interpreting course is fortunate to be able to use some of the digital interpreting facilities here at the University. To make full use of these facilities we highly recommend that you purchase an MP3 player which has an ISB socket to allow you to download files from your computer. This should also have a reasonable sized memory - about 10 to 20 Gigabytes is the norm – to allow you to download large audio files. There should also be a voice recording facility to enable you to record your interpreting performances.
  3. Electronic converter for the above equipment (240V in the UK)
  4. A memory stick – again with about 500mb or 1Gb of memory if possible
  5. Electronic dictionary (NB: No dictionaries are permitted in exams).

なんでもバースの通訳コースでは、「デジタル通訳設備」というものがあるそうで、それを活用するためにMP3プレーヤーを購入せねばならないそうです。しかもそのプレーヤーはUSB接続可能で、10GBから20GBの容量を持ち、ボイス・レコーディングの機能を備えていなければならないのです。

以前、ここで書いたように、私は今まで自分のパフォーマンスの確認にはカセット・テープしか使っていません。携帯型のデジタル・オーディオ・プレーヤーも持っていません。「デジタル通訳設備」などというのは聞いたこともありません。私の知る限り、日本の通訳学校でそのようなものを導入しているところはまだなさそうです。

強くお勧め」との表現にわざわざ下線まで施してあります。指定された機材を持っていかないと、設備を十分に活用できないなら、持っていったほうがいいに決まっています。

MP3プレーヤーは数千円から入手可能ですが、10GBから20GBの記憶容量というとかなりのハイエンドモデルです。さらにボイス・レコーディング機能付きとなると、選択の余地はほとんどありません。ハードディスクタイプのプレーヤーとICレコーダーを別々に持つという手もありますが、やはり1台にまとまっていたほうが便利そうです。

x5_02

 調べてみたところ、各メーカーから面白い製品はたくさん出ているのですが、条件を満たす機械は韓国製しかありませんでした。最終的に選んだのは、CowoniAudio X5Lです。これならISB接続の外部ドライブにもなるので、上記リスト4番のメモリスティックの機能も兼ねることができます。

幸いメーカーのホームページからアウトレットが見つかったので注文しました。4000円相当の別売りリモコンとセットで39800円(税込)でした。ちなみにamazon.co.jpでは、リモコンなしで49042円です。

正直、こんな準備まで必要になるとはまったくの予想外です。MP3プレーヤーを使っている人でも、たまたまこんな仕様の機械を買っている人などほとんどいませんよね。本当にみんな、こんな機材をそろえていくのでしょうか?

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07/27/2005

米と魚

 北陸自動車道は、夏休みに入ったとはいえ交通量も少ないし、景色は海あり山ありで変化に富んでいるし、ドライブにはうってつけのルートでした。

 新潟はおいしいものが多いのです。コシヒカリで有名な魚沼をはじめとする米どころであるのはもちろんですが、あれだけの海岸線の長さですから新鮮な魚介類も豊富です。となれば当然酒はうまいは、寿司はうまいは。そこらの回転寿司ですら、感激するほどのうまさです。不便な面も多いけれど、その分、物価も安いし、食生活に関してはかなり恵まれた環境だと思います。

 茄子とか胡瓜とかトマトとか、なんでもない野菜の味まで違うんですよね。たぶん日差しが柔らかいので、皮が硬くならないんだと思います。

 だからというわけでもないのですが、ひさしぶりに喪服を着てみたところ、どうもウェストのあたりの感触が違うんです。

 もう10年前に買った礼服なので、デザインも気に入らないし、そろそろ買い換えたい気持ちもあります。しかしそんなに頻繁に着るものでもないし、おしゃれをするためのものでもないんですよね。でも、大切な場面に着て、ふだん会えない人に会うための服だけに、ぴったりとしたものを着たい気もするのです。

 私は高校のころからほとんど体験に変化がないのですが、たまに2Kgくらい太ることがあるんですね。ふだん痩せすぎなくらいなので、多少は太ったほうがいいのかもしれませんが、飲んでいるうちにベルトのあたりがきつくなってくるとやや不安に駆られます。

 最近、運動不足という自覚はあります。体型はともかく、体力が落ちてくるとイギリスに行ってから辛いので、今のうちから対策を講じておいたほうがいいかもしれません。イギリスに行けば、慣れない環境に馴染むまでに否応なしに痩せるとは思うのですが。

 実はお盆にもまた新潟に行く予定があります。今回は寿司を食べてこなかったので、次回はがんばって食べてこようと思います。

 福井を過ぎて、滋賀県に入ってくると、関西の日差しが戻ってきます。部屋の中にいるものまで焼き上げるかのような容赦のない夏の日差しです。

 さて、明日からは留守にしているあいだ手をつけられなかった仕事に戻らなきゃ。

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07/23/2005

新潟へ

 急な用事で、明日から2,3日、新潟へ行かねばならなくなりました。

 関西からクルマで駆けつけます。

 これから来週にかけてかなりばたばたしそうです。

                          

yodoyabashi

            淀屋橋より土佐堀川を眺める。

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07/20/2005

夏なんです

 モンドリアンをテーマにしたこのブログのデザインに毀誉褒貶さまざまなご意見をいただきました。さっそく世界各地から寄せられたご意見を、最新のデジタル技術と統計モデルを駆使して解析した結果、まことに感慨深い結論を導出することができました。

 どうやらこのブログを訪問してくださる大半の人にとって、デザインはどうでもいいようです。

 このたびの調査で得られた貴重な教訓を活かして、また新たなスキンを設定しました! 夏ヴァージョンです! 当分のあいだ、こんな感じでいこうかと思います。

 ところで、先日のディック・ブルーなの記事で私の描いたミッフィーをご紹介したところ、大きな反響を呼んでしまいました。ご自分でお描きになったミッフィーを送ってくださった方までおられます。

 その真意は定かではないのですが、まさか私と真っ向から勝負を挑もうなどという無謀なことは望んでおられないことと思います。多分私の講評をお望みなのだと思いますが、それなりの出来なので、Aさんの作品をここで皆さんにもご紹介いたします。

mif

 まあ、なんというか、とりあえずミッフィーだということはかろうじてわかりますね。なかなかがんばっておられます。あまりはっきりいうと傷つけてしまうかもしれないので、ごく控えめな表現しかできないのですが、私と比べてしまうと、なにか今いち本質がつかみきれていないというか、まだまだぜんぜんですね。でも、なかなかいい感性をお持ちだと思うので、あきらめてしまわず、根気よく努力を継続してほしいところです。

 では、もう一度だけ、私の描いた見本を内緒でご紹介させていただきます。

miffy

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07/19/2005

ぽでぃくと

 米アップル社の2005年第3四半期決算は、iPodの売れ行きのおかげで、売上高、利益ともに過去最高を記録したそうです。さまざまなタイプの携帯型音楽プレーヤーが出回っていますが、iPodの売れ行きは別格なのでしょうか。

 Poddictなる新語まで誕生しているようです。iPodaddict(中毒患者)の合成語で、iPodなしでは生活できない人のことを指します。

 iTunesからの楽曲ダウンロードもついに5億曲を突破しました。5億曲目をダウンロードした人は、iPod10台とギフトカード1万曲分などをもらえたとのことです。

 音楽のダウンロードが当たり前になっている人のなかには、CDを買うなんていうのは、アナログのレコードを買うのと同じように、古き良き時代の過去の習慣に過ぎないなどと言う人もいます。

 Poddictなんていう言葉が出る以上は、すでにiPodを入手すること以上に、手放すことのほうが時代を先取りしているということになるのかもしれません。

 米プリンストン大学のThe Daily Princetonianという新聞のサイトには、「Poddictからの脱出」”A recovering Poddict’s story”という記事(2004104日)が掲載されています。

 ネット上のコミュニティーでは、通信でのやり取りが「オン」で、実際に顔をあわせることを「オフ」という表現が一般化しています。on-line/off-lineからきているわけですが、かつては「実際に会うのがなぜoffなのか」などという人もいました。

 逆にこの記事では、iPodを装着した状態をunplugged(プラグの抜かれた)と表現しています。現実世界から切り離されて自分の世界にこもっているという意味らしいです。iPodを使うのをやめて、友達などと付き合うのがreconnection(再接続)だそうです。

 電子機器を使うことが「プラグの抜けた」電源の入っていない状態で、電子機器を使わないことが「接続」なのです。この記事の書き手の頭の中には、電子機器に接続された社会環境こそが現代人にとっての好ましき自然という想定があるのでしょうか。自然状態をたとえるためにも電子機器に関する用語を使わずにはいられないとは、まるで昔のSFに書かれた未来のようです。

 私の場合は、携帯型のプレーヤーはほとんど使いません。CDMDも携帯型は購入したことがありません。外出先で音楽を聴かないのです。ハードディスクに収まっていた約5000曲は、結局、20枚のCDに移しました。聴くときはCDドライブから聴きます。ハードディスクもふさがらないし、総合的に考えれば、今のところ、これが一番自分にあっているみたいです。

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07/18/2005

7000曲

 結局、新しいPC東芝のT11に決めました。上新電機で84,800円でしたが、下取りも同じ店にお願いするので、さらに5000円分のポイントをもらえます。これをまた細々としたものの買い物に当てられます。

 今、さまざまな設定やファイルを新しいPCに移動中です。この際、新しい知識を吸収しておこうと思い、初めて簡単なLANの構築を試みました。必要な機材は、ハブとケーブルのみ、あわせて2,070円でした。

早速、やり方を調べて、実践してみたらあっけなく実現してしまいました。今回学んだことは、新しい知識はなくてもLANは構成できる、ということだけでした。ユーザーの立場からすれば、コンピュータはどんどん簡単に使えるようになっていきますね。今どき、わざわざ学校に行って使い方を学ぶ機械というのは、パソコンとクルマくらいだと思うのですが、近い将来、パソコン教室というのはなくなってしまうかもしれません。

 作業自体は簡単なのですが、ひとつ問題があります。新しいPCは、ほぼ今までのものと同じスペックなのですが、ハードディスクの大きさだけ半分の40GBなのです。

 今までの80GBは、何に使っていいのかわからないほどの容量に感じていたのですが、とりあえず手持ちのCDを片っ端からハードディスクに収めていました。CDを運ばずに自分のコレクションをすべてイギリスで聴けるようにするつもりでした。ここ2ヶ月ほど、暇を見てはこの作業を行っていました。

 結果、音楽ファイルの総量は20.6GB、曲数にして7,451曲になりました。これで手持ちのCDのめぼしいところは大方収まったかたちです。けれどもまだまだ取り込むつもりでした。

 ところが今回、PCを買い換えてしまい、この計画が頓挫しました。40GBしかないハードディスクの半分以上を音楽ファイルで占領してしまうというのは、なんとなく気が引けます。

 それで今日は、せっかく古いほうのパソコンに収容したCDのファイルをどんどん削除し、新しいパソコンに収めるファイルを選んでいました。

 12.4GB4,908曲まで絞ったところでふと気づいたことがあります。別に削除しなくてもCD-RRWに焼いておけばよかったのです。そうすれば30枚くらいのCDを束にして持っていけたのです。

 残ったファイルは、CD-Rに焼いて持っていきます。こうしておけば、必要に応じて音楽CDのかたちに復元することも可能だし、音楽の持ち運び方としてはなかなか賢いかもしれません。

 しかしこれって留学の準備のなのでしょうか? うっすらとただ楽しんでいるだけのような気がしないでもないのですが。いや。そんなはずはありません。これは大切なことです。日々着実に前進しているはずです。

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07/17/2005

ディック・ブルーナ (・*・)

 以前、アムステルダム経由でバースにいくかもしれないと書いたときに、オランダのユトレヒトに私の好きな画家がいるともらしました。おそらく活躍中のオランダ人画家としてはもっとも有名な人なので、もしや、と思っておられる方もいることと思います。そうです。その画家の名前はディック・ブルーナです。

 ミッフィーのネクタイを締めて仕事をしたりしていたので、キャラクター好きと誤解されることもあるのですが、なんでもいいわけではないのです。ひげの生えた国産猫のキャラなど、ぜんぜん関心がありません。私の家に「もしもし子猫ちゃん」が多い理由は、たまたま従弟がそのキャラを扱っている会社に勤めているからというだけで、私の趣味ではありません。

 このミッフィー、ブルーナの絵本では主役を演じているのですが、とてもマイナーなキャラなので、見たことがない人も多いと思います。著作権上の問題で、ここでブルーナの描いた作品をご紹介することはできないのですが、私が描いた見本があるので、こっそりそれをご紹介します。ご存知でない方は、参考にしてください。

オランダうまれのミッフィーの本名はnijntjeといいます。「うさちゃん」というような意味だそうです。最初にミッフィーが描かれたのは、1955年のことなので、今年はちょうど50周年です。

 ブルーナの魅力を語り始めるときりがないのですが、最小限の色と線にこめられた繊細さ、切り詰めたがゆえの豊かさに、世界中で愛される秘密があるのだと思います。

 ブルーナの世界は、きわめて限られた色彩で構成されています。当初は、赤、黄、青、緑の4色のみ。グレーと茶の2色が追加された現在でも、わずか6色。こうしたストイックな制約が独自の世界を切り開いているのです。

 最小限の要素で世界全体の普遍的法則を表現していく。それこそ古今東西の賢人たちの見た夢であり、自然科学的発想の根源であったともいえるでしょう。芸術の力を借りて、そうした洗練に到達しながら、世捨て人になるのではなく、世界中の人々に受け入れられるというのは、理想的な生き方に思えます。

ディック・ブルーナのオフィシャル・サイト

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現在留学部門2位です!

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 単純なようですが、これを描くのに半年かかりました。ブルーナ本人も、ミッフィーを書くのが一番難しいといっています。困ったとことに、私はけっこう絵がうまいほうなので、ほとんどブルーナ本人が描いたものと見分けがつかなくなってしまいました。まずいかもしれません。私がここでミッフィーの絵を公開していることは内緒にしておいてください。

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07/16/2005

PC売ります

 私が今回の留学を考え始めたのは、去年の4月くらいでした。いまさら海外でわざわざ学びたいことなどなかったし、留学なんて自分には縁のないものと思っていました。

 今、私が使っているパソコンは日立のデスクトップで、20031月発売のモデルを同年12月に約13万円で購入しました。それまではずっとノートパソコンを使っていたのですが、ひさびさにデスクトップを選んだのです。

 今回、留学が決まり、パソコンの運搬問題がにわかに浮上しました。購入時にはまさかパソコンを運ぶことになろうとは考えていなかったので、箱も梱包材も捨ててしまいました。海外引越しを扱う業者に頼めばうまくやってくれるのでしょうが、何万円もかかってしまいます。

 荷物の運搬に関しては、郵便局を利用するのが一番安上がりのようですが、それでも本体とディスプレイその他を同じ箱に詰めるわけにもいかないので、パソコンだけで2箱にして送らねばなりません。どう安く見積もっても、1万円で送ることはできなそうです。

 しかもこの場合、梱包は自分ですることになるので、かなり手間がかかる上に、途中で故障してしまわないかどうか不安です。おまけに船便だと輸送にひと月以上かかるかもしれません。梱包に必要な資材だって、下手をすれば5千円くらいかかる可能性もあります。

 それでも初めはそうするつもりでした。しかしふと妙案を思いつきました。

 ネット上で中古パソコンの下取り価格を見積もることができます。これも業者によっては値段の差が激しいのですが、私の当たってみた限りでは上新電機がなかなかの値段で買い取ってくれるようです。

 私の機種は、買取上限価格が5万円強でした。2年半前の製品に自分の購入価格の4割弱の価格がつくとは驚きでした。人気機種だったのでしょう。

 となると往復の送料が2万円として、7万円ていどのノートパソコンがあれば、実質的な出費はゼロで入手できることになります。パソコンの使えない期間と故障のリスクを省けることを考えれば、多少上乗せで出費しても買い換えたほうが賢そうです。

 中古なら5万円でそこそこ使えるIBMのノートが見つかりました。しかし新品でもSOTECなら¥62800で買えます。

 中古市場の情勢が次の買い替えまでにどうなっているかはわかりませんが、留学を終えるとすぐにまた次のパソコンを買うという可能性もあります。とすれば、次の売却時にも値段のつきそうなものを買っておいたほうがよさそうです。安いものを買えば、売却時にも安くなってしまうのは仕方ないことですが。

 上新電機は今、中古パソコンの買取キャンペーン中で、7月中なら引取りの出張手数料も不要です。購入時の箱はなくても買取価格には関係ないとのことで、梱包も任せてかまわないそうです。おまけに新しいパソコンを上新で買うなら5000円引きになります。

 興味のある方は、今使っているパソコンの買取価格を調べてみては?

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07/13/2005

カセット・テープ

 今どき、カセット・テープって、使っている人います?

 私は使っています。通訳の学校で使うのです。教室では一人一人の席にマイク付きのヘッドホンが用意されており、授業中のパフォーマンスを録音してもらいます。それを家にもって帰って、反省し、復習します。

 最初のうち、自分の声を聞くのは抵抗がありました。日本語でも自分の声を聴くのはいやなものですが、下手な外国語を話している自分の声をわざわざヘッドホンで繰り返し聴くなんて、とんでもないことです。

 でもだんだん慣れてきます。今ではそれが当たり前になって、授業を欠席したクラスメートに自分のテープをダビングして渡すことすら平気になってしまいました。自分の未熟さに慣れてしまっては成長できなくなるので、その点は要注意ですが。

 最近は家電製品の店に行っても、カセット・テープのプレーヤーはあまり売っていません。でもあることはあります。再生速度を調整できるSONYのウォークマンが1万円を切るくらいの値段で売られています。ちょっとお得な気分です。

 でも、やはり最新型のデジタル・プレーヤーに比べると力が入っていないのが明らかで、リモコンのデザインなどもなおざりな感じが否めません。電車に乗っているときに学校で録音したテープを聴くことが多いのですが、必要な操作をしたあとは機械を鞄の中に隠してしまいます。悪いことなんてなにもしていないのに、なぜか後ろめたい気持ちです。

 授業には両面で60分のテープを使うようにしています。たいてい片面しか使わないのですが、私は授業のたびに新しいテープの封を切ることが多いです。そのせいで、私の部屋には今、大量のカセット・テープがあります。

 通訳の学校では期末試験があるので、その前には授業で使った教材を総復習せねばなりません。試験に落ちると上のクラスに上がれないので、時間とお金が無駄になります。試験が終わると古いテープを聴き直すことは全く無くなります。

 留学から帰ってきてから、今の自分の話し方を聞くのが楽しみです。今さらテストの点数などにはそれほど興味がないのですが、自分の英語の成長を聞き比べてみたいです。まさかあまり変化がないなどということはないと思いますが。

 自分の英語を録音して聞いてみたことはありますか。英語に自身のある方も、そうでない方も、一度試してみると思いがけない発見があるかもしれません。

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07/12/2005

ひと安心

 ここしばらく力を入れていた仕事が一区切りついて、ほっとしました。評価がどうなるかがこれからなのですが、とりあえずできることはやりました。入稿は明日の午後の予定なので、それまでまだ何回も見直してしまいそうですが。

 私はふだん地上波のテレビをほとんど見ないのですが、今日、初めて「ヒロシです」を見ました。以前から書店で見かけて気にはなっていたのですが。いまだに「ギター侍」は見たことがありません。

 さて渡英まであと2ヶ月です。そろそろイギリスへ出発する知人もいて、私も早く発ちたい気持ちが高まっています。が、その一方で、留学までにしておきたいこともたくさんあります。

 私のコースは1年で修士号が取れてしまうので、時間とお金の節約にはなるのですが、その分、かなり濃密なプログラムになるのではないかと想像しています。

去年までは、約1年かけて、6月くらいまでに学校でのプログラムを終了し、そのあと2年以内に論文を提出し、審査に通れば修士号授与という流れだったそうです。論文はイギリスに残って書く必要はないので、日本などで仕事をしながら書く人もいたようです。

 ところが私の年度から制度が変わるとのことで、6月に授業が終わってから、9月末までに論文を書かねばなりません。一気に修士号が取れるのはありがたいことですが、1年で論文執筆というのは過酷な気がします。そのため今からできるだけの準備はしていったほうがよさそうです。

 けれども学会は、日本通訳学会というのがあります。とりあえずはそこから出ている論文集を見て、自分にできそうなテーマを探そうかと思っています。ただ今から決めていったところで、向こうでどんな先生の指導を受けられるのかわからなければ、無駄になってしまう可能性もあるので、半ば趣味のつもりでやっておいたほうがいいかもしれませんね。

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07/09/2005

こんにちわ(3)

 いわゆる「現代かなづかい」というものは、昭和211116日、時の吉田内閣により告示された要領が元になっている。しかしこの原則が音と表記の完全な一致を目指しているわけではなく、不徹底な点も多々あるのは事実だ。

 たとえば二語の連続によって生じた『ぢ』、『づ』は、『じ』、『ず』と書かない。だから「かなずかい」にはならない。助詞の『へ』、『を』、『は』は、『え』、『お』、『わ』と書かない。だから「該当者わ以下の場所え書類お提出してください」とは書かない。

 基準をどこに置くかによって、正しい日本語も変わってくる。そもそも現代かなづかい自体が、日本語を乱しているという立場だって想定しうる。歴史的かなづかいを復活させたい人たちだっている。なかにはHPの文章まで縦書きにしてしまう人もいる。こういう人々にとっては、日本語が横書きで書かれること自体辛抱できないのだ。もしかするとウェブに掲載する文章も、筆を使って下書きしているのかもしれない。もちろん墨汁なんて邪道なものは使わない。墨を摺って精神統一し、言霊を招来する。


 では、私の立場はと言えば、特にこれと定めるものはない。それぞれの文体に魅力があると思うので、状況によってその場に応じた日本語を使い分けたい。言葉というものは、相手に伝わってこそ意味を持つものだから、こちらの気持ちがベストな形で相手に伝わる表現が正解なのだと思う。国家に自分の使う言葉づかいを決めてもらいたいとは思わないし、辞書になかろうが、文法的に間違っていようが、使いたいときに使いたい言葉を使う。

 だから結論はない。”It takes a nation of millions to hold us back”というのはPublic Enemyのセカンド・アルバム。ただしlyricsexplicitなので、お父さんかお母さんの許可を得てから聴いてね! つまりそーゆーこと。

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現在留学部門2位です!

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07/08/2005

こんにちわ(2)

 「こんにちは」と「こんにちわ」。メールやウェブ上の文章なら、あまり意識せずに両者が使われていてもおかしくはない。けれども曲がりなりにも出版物であれば、この問題に無自覚であることは許されまい。Amazon.co.jpで「こんにちは」をタイトルに含む本を検索すると371件が見つかる。一方、「こんにちわ」は28件。まだまだ「は」が優勢とはいえ、「わ」の勃興も見逃すことはできない。

 「こんにちわ」の筆頭は、よしもとばなな。『こんにちわ!赤ちゃん』という本が新潮社から出ている。これは無自覚なケアレスミスなどであろうはずがない。

 明治時代に始まった言文一致運動以来、口語表現をその音に忠実に書き言葉に反映させようという動きが一般化した。と言われるが、考えてみれば、日本語の表記では、表意文字である漢字を輸入し、それを表音文字である仮名にリフォームし、その両者を自在に織り交ぜ使用してきたのだ。言文一致は、紀貫之のころからすでに始まっていたとも言える。あるいは万葉仮名まで遡れば、この運動は、日本語表記の歴史と同じ長さを持っていると言ったほうがいいのかもしれない。

 本来、「けふはありがたう! また飲みにいきませう」と書くべきところを「きょおわ、ありがとお! また飲みにいきましょー」と書かれたほうが嬉しい場合だってある。(げんなりする場合もある。) 仮にあなたが「今日はありがとう。また飲みに行きましょう」という表記を自然だと感じるにしても、それはこの表記が正しいからではない。それを自然だと感じるべく馴致されているのだ。

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おかげさまで留学部門現在2位です。

おずおずと再開。

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07/07/2005

intermission

 グレンイーグルス・サミット開催期間中、かつロンドンがオリンピックの開催地に決定した翌日、大掛かりなテロが発生してしまいました。BBCはもちろんCNNもテロ関連の報道一色で塗りこめられてしまっています。

できることならセンショーナルな時事に痙攣的な反応を示す浮薄さとは無縁でいたいものですが、今秋より渡英の身であり、イギリスに関わりのある知人も増えつつあるなか、さすがにまったく何も考えないというわけにもいきません。

 現在、イギリス滞在中の方、これからイギリスに渡航予定の方、くれぐれもお体の安全にお気をつけください。

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07/06/2005

こんにちわ(1)

 ネイティブならその言葉を正しく使える。というのは幻想に過ぎない。その証拠に私は日本語を正確に使えない。書けない漢字はもちろん、読めない漢字はいくらでもあるし、それどころか日常の挨拶すら満足にできない。

 メールの冒頭などで、「こんにちわ」とあるのを見るたびに、我々の母語に潜む問題の深淵を覗き込んでしまったかのような不安を覚える。私は「こんにちは」派なのだ。

 「わ」と「は」。どちらが正しいのかといえば後者だ。国語の先生ならそう言うはずだ。MS-Wordなら「こんにちわ」と入力すると、おせっかいにも「こんにちは」に訂正してくれる。そのうえであえて「こんにちわ」を使っているのだとすれば、もしかするとそこには、その人なりの政治思想なりなんなりが現れているのかもしれない。

 「こんにちわ」派の台頭に対する焦りと苛立ちを隠さず、真っ向から闘争に臨む構えの団体がある。「『こんにちわ』撲滅委員会」というのがその名称だ。HPには、「こんにちは」の正当性の根拠と、「こんにちわ」派に遭遇してしまった際の、あらまほしき対応について仔細に述べられている。


 私自身は「こんにちわ」撲滅主義者ではない。このあたりの微妙な事情を3回に分けて論じてみたい。

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留学部門2位になりました・・・・・・。

でもまだ接戦です!

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